桜桃とキリスト―もう一つの太宰治伝

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  • サイズ B6判/ページ数 535p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163205304
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

妻・美知子が作品に果たした役割、キリスト教の深い影響、「井伏悪人説」の真相とは…。驚きと衝撃に満ちた、著者入魂の書。

目次

出会い
アリアドネの糸
恋文
出発
新しい生活
最初の読者
変身
生きたキリスト
「美談」の韻律
地上の国と天上の国
Last one
銃後の覚悟
最高の喜劇作者
桜桃のかなしみ
最後の逆説
地上の別れ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

amanon

1
このあいだから太宰の全集を読み進めていて、太宰が類い希なるユーモアのセンスの持ち主であることを知り、かなり驚かされたが、著者も『人間失格』以外の太宰をもっと知るようにと読者に促しているのが興味深い。また名作『津軽』の感動のラストが実際とは違ったものだったとか、太宰ファンであれば目から鱗と思えるような記述が満載である。そうした記述を追っていく中で、太宰が基本的に男からも女からも愛されるどこか憎めない可愛い人だったということが如実に伝わってくる。2009/10/23

lovejoy

0
★★★★2024/07/11

ことのは

0
作品の性質上、引用が多いですが、前後関係が分かりやすく読みやすかったです。太宰は全集を読んだのですが、記憶が薄くなっているものもあり、改めてこういう作品あったなあと楽しく読めました。未完の作品グッド・バイの構想(ラスト)を知れて良かったです。奥さんとのエピソードが色々知れたのも良かったです。2023/05/28

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