鬼のすべて

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163203904
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

死体を鬼に見立てた連続殺人―。新聞各紙に“鬼”の署名がある犯行声明文が送られてきた。友人を殺された刑事みさとは、かつて「日本から鬼を消す」という言葉を残して警視庁を去った元敏腕刑事ハルアキとともに、“鬼”の正体を追う。

著者等紹介

鯨統一郎[クジラトウイチロウ]
1998年、「邪馬台国はどこですか?」で鮮烈デビュー、ミステリ界の話題をさらう。以来少年一休が足利義満の死の謎に立ち向かう「とんち探偵一休さん 金閣寺に密室」、第二次世界大戦の敗戦の理由は消えた北京原人の化石にあったとする「北京原人の日」などを発表、次々に歴史や民俗学の常識を覆し、読者を仰天させている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

48
★★★★内容は題名のとおり「鬼」がテーマ。それをミステリーに仕立てて読みやすく再構築されている。鬼についてそれほど興味があるわけではないが、その概念が大きく覆る一冊で、その正誤に関わらず さすが鯨としか言いようがない。2014/10/13

GaGa

29
民俗学に長けたミステリー小説。「鬼」という概念に対する一説はなかなか興味深いし、強引ながらも説得力はある。ただ、肝心のミステリーがそれとうまく絡み合っているかというと…。まあ、サクサク読める民俗学蘊蓄ミステリーとして、良しとすべきか。2011/08/04

Yuki

9
民俗学に詳しくないため、色々な伝承の成り立ちについての説明が興味深かったです。鬼とはなにか、鬼が誰で何のために鬼を語っているのか、それが気になりながら読み進めました。ただ、私は「邪馬台国はどこですか?」の方が楽しかったと思いました。2013/06/08

きーまん

5
鬼に関する薀蓄満載で、著者ならではの「鬼の正体」の新説も面白いのだが、ミステリーとしての出来栄えは全然よくない。ミステリーという体裁に無理やり仕立てた民俗学の本ですね、これは。伏線らしきものがところどころ出てくるが、ただのミスリードとして書かれているだけで全く回収されずに終わるのでモヤモヤだけが残る。2019/07/09

すいへい

4
示された鬼の解釈は斬新かどうかわからないけど、ウンチクはわりと楽しめた。「邪馬台国ー」の路線に近いけど、やはり及ばず。悪くはないが2011/10/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/556528
  • ご注意事項

最近チェックした商品