転がる石

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163201801
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

何者かになるために、少年は島を捨て東京を目指した。『瀬戸内少年野球団』から二十年。著者渾身の自伝的小説。

著者等紹介

阿久悠[アクユウ]
昭和12(1937)年、兵庫県淡路島に生まれる。明治大学文学部を卒業後、広告代理店の宣弘社に勤める。39年に退社し放送作家として独立。43年から作詞を始め、数々のヒット曲を世に送ってきた。54年に小説『瀬戸内少年野球団』を発表。大ベストセラーとなり映画化もされた。平成12年には『詩小説』で第7回島清恋愛文学賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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いろは

19
「貧シク赤ク胸悪ク」は、小説家の絶対条件らしい。偉大なる作詞家だった阿久悠さんが、本を描くとどのような作品になったのかと思って読んでみた。実に男臭い青春物語で、男女の物語だから結構な卑猥さもあった。主人公の青雲草介を取り巻く登場人物がとてもユニークで面白かった。友人の赤井健が自称「天才」で、病的と思えるほどの放言癖と虚言癖があり、ナルシスト(サイコパス?)。青雲草介は、赤井健と接吻して勃起までするが、女性とは勃起しても肉体関係を持たない。そういう人間も物語も単純ではないところが、この作品の面白さだと思う。2018/03/05

takao

3
ふむ2024/03/20

織田陽平

1
かの名作詞家の自伝的小説。 なんかもう、むず痒く切な甘酸っぱいあの頃な雰囲気がたっぷり。 章ごとに時代が少し進んでいってるの島耕作的な展開で、シンプルに楽しめた。 古き良き昭和の青春。2021/02/26

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