内容説明
前人未到の快挙!「タバコ」という名の「近代」に正面から挑んだ知的サスペンスの傑作誕生。高層ビルを覆いつくす新種の植物群。自然の復讐か、あるいは…。
著者等紹介
川端裕人[カワバタヒロト]
1964年、兵庫県明石市に生まれる。千葉県千葉市育ち。東京大学教養学部(専攻は科学史、科学哲学)卒業後、日本テレビに入社。科学技術庁、気象庁の担当記者を経て、97年に退社し、フリーランスに。98年『夏のロケット』で第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞を受賞
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感想・レビュー
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zanta
2
テーマとしては面白いんだけど場面の転換が唐突で統一感がなく、読みづらい。時系列も整理されてない。私の理解力不足だろうけど。もっとスッキリ読みたい。私にとってはアタリハズレの大きな作家さんのようだ。2012/12/20
ならりくらり
2
とても不思議な気分にさせられる小説。「シガレットは時間を微分する」至言ですね。2009/12/05
NGtrtR
1
2001年にタバコを巡る未来を予想しているようでスゴイ。民俗学、シャーマニズム、経済学、植物学、と幅広い分野が描かれていた。嫌煙、分煙、電子タバコと現在の状況がある今読むと、より面白いのかもしれない。2024/11/28