内容説明
本当の幸せがここに―。夫婦二人の静かで喜びに満ちた日々。確かな人生の真実を描く長篇。
著者等紹介
庄野潤三[ショウノジュンゾウ]
大正10年、大阪府生まれ。九州帝国大学東洋史学科卒。在学中から小説を書き始める。昭和30年、「プールサイド小景」が、第32回芥川賞を受賞。交友のあった吉行淳之助、安岡章太郎らと共に、「第三の新人」の登場と言われる。35年『静物』で新潮社文学賞、40年『夕べの雲』で読売文学賞、46年『絵合せ』で野間文芸賞。その他に、『紺野機業場』『明夫と良二』『エイヴォン記』『文芸交遊録』『せきれい』『庭のつるばら』『鳥の水浴び』など多数の著書がある。芸術院会員
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感想・レビュー
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つんこ
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老夫婦の日常の随筆。言葉と情報が溢れる毎日ですが、一番身近な人への言葉こそ口にしないとと思える一冊です。本文の最後の言葉も、あとがきの最後の言葉も「ありがとう。」。文章の切れ目切れ目に次の標題になる言葉が突然でてくる。ハーモニカ。つぐみ等等。読んでいるとそれらの言葉の後にGP(ゲネラルパウゼ)のような静けさがふと広がる。そのリズム感と息が心地よい。幸せは特別なことが起きることではなく、日常のなかにある。2015/08/20
遠い日
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040917【読書ノート】評価★★★2004/09/17
さやこ
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家族とご飯が食べたくなる本。2011/11/27
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