内容説明
いま、一人残った愛子が見据える佐藤家を灼き尽くす因縁の焔の行方―。情念の奔流に押し流されつつそれぞれの生を駆け抜けたはらからへの熱き鎮魂の想い。畢生の大作、堂々完結。
著者等紹介
佐藤愛子[サトウアイコ]
大正12年大阪に生れる。甲南高女卒業。昭和44年『戦いすんで日が暮れて』で第61回直木賞を、昭和54年に『幸福の絵』で女流文学賞を受賞。ユーモア溢れる世相諷刺と、人生の哀歓を描く小説およびエッセイは多くの読者の心をつかむ。平成12年、本作品『血脈』の完成によって、第48回菊池寛賞を受けた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 禁断の天気予報 電撃文庫