横浜慕情―御宿かわせみ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 266p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163191102
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

横浜で、悪質な美人局に身ぐるみ剥がれたイギリス人船員の為に一肌脱いだ東吾だが、相手の女は意外にも…。人気の人情捕物帳八篇

内容説明

麻生宗太郎や源太郎、花世らとともに外国船で賑う横浜を訪れた東吾。美人局に引っかかった英国人船員のために一肌脱ぐことに…。お馴染みの江戸情緒に、横浜の異国情緒が花を添える。シリーズ第24巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

45
救いのない話が多かったように思います。切なさと哀しみがじんわりと滲み入る味わいになっていると言っても良いでしょう。2023/03/14

rokoroko

3
しっとりとした話ばかり。梅雨の休日を読んで過ごすのには最適かも。横浜も大川端からは、旅だったのね。2015/06/21

kagetrasama-aoi(葵・橘)

2
第二十七作目。なんだか救いの無いストーリィが多かったような……。「鬼ごっこ」切なすぎる!表題の「横浜慕情」読むと、当時横浜まで行くのは”旅”だったんだなぁ!と。この物語が始まった頃に比べると、随分時代に変化が見られます。横浜は開港してこんな風に変わっていたんですね。花世や源太郎が成長するに従って時代が進んで行くのは当然なんでしょうが、物語の中でも江戸の風情が段々無くなって行くのが寂しいです。2017/09/28

めぐみこ

1
【再】切ない、やりきれない話が多いなぁ。「鬼ごっこ」と「有松屋の娘」の擦れ違う親子関係、「烏頭坂今昔」の万三の告白。そういえば羅宇という言葉や、煙草入れの構造などは、この本で初めて知った。2012/11/23

さとる

0
タカプナの図書館所蔵。どう頑張ってもすれ違って悲劇的な結末を迎えてしまう家族の話で切なくなる話の間に、かわせみの面々の温かみや人情がはさまれて、悲しくなったりほっこりしたり。☆人助けのため横浜で3両を使いきり、家族に土産も買えなかった東吾さん。それを察して安い給金から土産を用意していたお吉。☆まだ小さい東吾のため、ありったけの給金を出して立派な将棋盤を買い将棋を教えた嘉助。長い歳月2人の情愛を眺めてきた将棋盤。ものの値打ちとはこういうことだ。「売れねえよ。千両箱積まれたって」2017/07/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/563397
  • ご注意事項

最近チェックした商品