出版社内容情報
幻の「歩く魚」を追い求めて、一隻のカヌーで大海に出た少年三人と少女一人の波瀾万丈の漂流生活。不安と喜びが彼らを大人にしていく
内容説明
少年三人と少女一人の漂流生活。荒れ狂う嵐の海、無人島への漂着、サカナ人間の攻撃、空飛ぶ「鳥人間」が住む島への上陸…。大人たちには郷愁の甘さと苦さ、子供たちには未来への夢と勇気。椎名誠が贈る青春冒険小説の決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りょうけん
4
☆4つ シーナ兄ぃの本は全て読んだと思っていた。この『ずんが島漂流記』はたぶん再読だろうなあ、とか思いながらづっと前に手に入れて保管しておいた本であった。 ところが未読であった。 そんなめちゃくちゃに面白いお話ではなかったけれど、ちょっと嬉しくて得した気分になった。しかもこの本は「小説」なのだから、もうひとつ得したような気分になった。 2014/01/02
水戸
2
大人の児童文学? 1800年代後半くらいが舞台の話。鹿児島から、ボルネオ近くの赤道の下にある島に、若い頃、滞在していたおじいさんの話を聞き、それを冒険譚として纏めた、という形。すっかり島の生活に溶け込んだ若かりし頃の総之助が、島の若者ら(女子含め総勢四人)と外海に旅立ち、工夫や勇気を手に入れる。自分も一緒に冒険しているようで、ワクワクしました! 子どもの頃に、探検と称してあちこち歩いていた時の気持ちを思いだした。2014/06/26
seyama
2
おもしろかった2013/12/27
てらさか
2
どれが本当か分からないけれど、でも面白かった。勇気のある4人が凄い。2011/07/11
1977年から
1
1999年