出版社内容情報
海の底に沈めた丹頂鶴の身替りのように星児の前に現れた異国の娘。退廃と欺瞞にみちた海辺の町で、二人は生きのびることができるか
内容説明
海の底に沈めた丹頂鶴の身替りのように星児の前に現れた異国の娘。退廃と欺瞞にみちた海辺の町で、二人は生きのびることができるか。実像を圧倒する解像度で、青春の清冽と無惨を描き切る丸山文学の新地平。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
那由多
8
初読み作家さん。丸山文学を支持する人は、初期と中期辺りまでを絶賛するらしい。『いつかー』は、該当時期からは外れている。ボロクソに言われるような作品ではないと思うし、嫌いじゃない。しかし、ひたすら改行を繰り返す文体の狙いは何だろう？これがなかったら、数十ページは短くなってる。『雨のドラゴン』や『ときめきに死す』がとんでもなく良いらしいので、そちらを読んでみたい。2018/05/19
