出版社内容情報
首都郊外に家族と暮らす作家千鳥は酒と女にあけくれつつ、震災や頻繁に殺人がおこる世の中から、子供を救おうと世界を奔走する
内容説明
そうとは知らぬまま、誰もが悲劇の準備をしている。『優しいサヨクのための嬉遊曲』から15年、千鳥やみどりは揺れる郊外でどんなパパになりどんなママになったか…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青豆
10
恋愛結婚で結ばれた妻と二人の子どもに恵まれるも酒に溺れ浮気を重ねる日々を送っている小説家の千鳥姫彦。近所で起こった母子殺害事件、阪神大震災、オウム真理教事件などを通じて彼が考える家族の在り方と己の生き方。妻も子供も愛しつつ、浮気を重ね凶行に走った夫と、同じ行動をしても凶行に走らない千鳥姫彦の差は一体何だったのだろうか。2014/09/17
ケロたん
1
不倫を続ける作家と医者の話。それなりに楽しめたけど、何が言いたい?2015/01/04
Yori
0
浮気をくりかえす妻子持ちの作家の日常。平行して浮気症の医者が妻子を殺した事件の裁判が描かれる。ユリシーズを意識しているよう。2014/03/29
ゆりっぺ
0
1998年6月19日
おそのさん
0
これはひどい。「郊外」のせいにしてでひたすら浮気野郎の作家と医者。医者は妻と子を殺し終身刑。それを見る作家。なんじゃそりゃ2011/07/15