嫁洗い池

嫁洗い池

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  • サイズ B6判/ページ数 295p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163175508
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

同郷の妻が作ってくれる四国料理に日々舌鼓を打つ作家の「ぼく」。彼女の手料理と名推理を求めて今日も悪友・河田刑事がやってくる

内容説明

奥様は料理名人の台所探偵。女子大生失踪、密室殺人、不審な病死―謎解きとおいしい料理の饗宴!ぼくは作家、東京郊外の町に妻と二人暮らし、日々小説の構想を練っている。いつも押しかけてくる悪友・河田警部の目的は彼女の手料理と難事件への鋭いヒント。前作「ミミズクとオリーブ」に続き、居ながらにして真犯人に迫る賢夫人の手腕をご賞味あれ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

33
ミミズク夫婦が事件解決のお祝いのようにポーポーとエサをねだるのがなんともホッと笑顔を引き出す。おいしい料理と一緒に事件の謎解きを味わうというこれもちょっとそこいらでは見かけない眺めかもしれない。事件を運んでくる友人、現場を見てくる作家の夫、謎を解き明かす主婦…それぞれがいつもいい距離感を保ちながら事件を解決するので読んでいて爽快。読み友さんに「ミミズクとオリーブ」の続編を教えてもらえたからこそ読むことができた。読書メーターさまさま。早速、3作目に手を伸ばします。2011/06/13

Kumiko

26
エッセイを読んでその作者を身近に感じられるという事はあるけど、小説を読んでこんなにも作者に親近感をおぼえることはあまりないだろう。主人公であり作家の「ぼく」は、多分(いや絶対)芦原さんの影が色濃く出ているキャラに違いない。グダグダでいつも思い悩んでいて、でも心根はどこまでも純粋な…。デンデケやっていた高校生が、今は小説家となってウンウン唸っている。その傍らには優しい奥様がいて今日も素朴な料理を作っている。どこまでが現実でどこからが理想なのかな?事件よりも夫婦二人寄り添う姿と、おいしそうな料理がメイン。2016/11/23

nonたん

24
FBI!河田が?電話代嵩みそう~。あぁ、これからの事件は遠距離探偵で書けるよ、芦原さん!面白かったなぁ。しかも、旨そうな料理の数々。亭主は相変わらずグータラだけどね…。2011/06/03

花花

14
「ミミズクとオリーブ」続編。相変わらずのほほん夫としっかり者奥さんのゆったりした暮らしぶりが好きだけれど、河田さんと夫のやりとりがパワーアップしてて面白い♪なんだかんだといいコンビ♪そして今回もおいしそうな郷里料理とビールがたまりません!私にとってはこの本、ミステリーは二の次。おいしいごはんを食べながらのくだらない会話が好き♪しかし表紙が怖い。2011/07/02

ga-ko

11
ミステリィ要素はおいといて、この主人公の感性が好きだ。怠惰なんだけど憎めない。こんな風に力を入れずにひょうひょうと生活しているのが羨ましい。刑事との掛け合いもいい。つい声をあげて笑ってしまう。2015/05/26

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