出版社内容情報
大西洋に浮かぶ未開の美しい島で夫の暴力から逃れて来た美人カメラマンと、不思議な双子の兄弟が遭遇。"一気読み"のサスペンス
内容説明
楽園の島はよき月夜、双子の若者と親しくしたし、聞くにぞ憎き美人カメラマンの妻や待つ、たれ惚れたと殺意に満ちた凶暴な夫がいざ島へ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bapaksejahtera
7
「警察署長」「湖底の家」「潜行」と気持良く読んだが、その後二三の作品に落胆し、今後手を伸ばすのを控えようと思っていた折、本作は久々に気に入った、アトランタのフットボールチームの人気選手が、ステロイド注射と薬物にはまってDVの本性を表し、ついに妻を半死半生の目に合わせる。妻は慰謝料を手に離婚に成功するが、元夫は狂ったように何人かを殺傷しつつ妻を追う。作品発表後のOJシンプソン事件を思わせる設定。ジョージアの離島に住む旧家。不思議な双子。体長20Ftの大鰐。これらが折からのハリケーンの舞台に踊る。十分満足だ。2021/07/07
timeturner
1
サスペンスでもあり探偵物でもありで、途中から物語が行き着く先はほぼ読めてしまうが、そんなことどうでもいいと思えるほど、そこに至るまでの展開がうまくできていて、登場人物たちもよく描けている。人物よりもっと興味深かったのは舞台となるカンバーランド島。2007/04/13
ヌッコロF
1
双子の秘密や主人公の元夫の結末等、先の展開が読め過ぎるのが欠点か。唯一当てが外れて良かったのは、てっきり殺されたと思ってた人物が助かった事だな。2012/07/12
woo
0
まあ、アリですかね♪ 2015/05/28
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0
途中で結末が見えてしまうが、読みやすくてウッズらしい作品。 2012/05/17