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出版社内容情報
完全防腐処理されたエビータの遺体はどこへ? ガルシア=マルケス絶賛の濃密な傑作長篇小説。マドンナ主演の映画「エビータ」公開
内容説明
熱烈な信仰とおぞましい呪詛をよそに16年間行方不明だった完全防腐処理されたエビータの死体が男たちの運命を狂わせる。聖女か、悪女か―エバ・ペロンをめぐる世にも異常な愛の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Porco
19
アルゼンチンのペロン大統領の夫人だったエビータの、防腐処理を施した遺体の話。けっこうな部分が事実らしい。エビータという人物について初めて知りました。2020/10/13
うにこ。
1
アルゼンチンの元大統領夫人で、貧困層の生き神で、インテリ層の諸悪の根元のあばずれで、世界一権力を持ったシンデレラだった人…の死体をめぐる話です。で、この話は死後、エビータの死体をめぐって破滅していく人々とそれを追いかけて放浪する作者を中心に据えた、狂気の愛憎劇…でいいんだろうか。万人にお勧めはできないし、勧めたい人も思い当たらない本ですが、文中の猥雑で息苦しく禍々しい装飾句とそれによって喚起される鮮烈なイメージは、非常に力のあるものでした。 グロテスクでまるで極彩色の悪夢のような猥雑な美しさ。2004/04/17
ウサ
0
伝記かと思ったらちょっと違った読みにさはああったけど、リアルさと、今を感じられた2015/03/29
punto
0
追記。2006/12/18