あたしが海に還るまで

あたしが海に還るまで

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  • サイズ B6判/ページ数 275p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163160009
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

静子が彼女の体を貪る養父と母の家を出たのは十六歳の秋、もう外で眠るには肌寒い時期だった。話題騒然のベストセラー、パートⅡ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みーなんきー

19
ファザーファッカーに次ぐ内田春菊さんの、エッセイ。20歳前後から濃密な人生を歩み、仕事経験、人間関係〔男性含む〕の経験値が高い。今は成功している春菊さんだが、若いうちにたくさんの失敗もしてきたのがよくわかる。彼女の生きるための根性や、やる気が伝わり、成功する人には行動力があるのだなと感心する。ただ、彼女が現在過去とは全く異なる家庭環境で生きたくても、配偶者がこの本を読み過去を知ったら、やはり冷静ではいられない気がする。2016/08/30

Taito Alkara

4
精神的、性的、物理的暴力の連続が淡々とした文体で書かれているから反ってきつい。2017/12/20

くま

1
こんなにつらいことがたくさんありながらも、漫画家になる夢を実現したのがすごい。こんなにいろいろなことがあったら、自分だったら人間不信になって生きるのが辛くなりそう。すごいと思う。2012/06/10

スリカータ

1
親から愛されない子は自分を大切にできない、と聞いた事があるが。どうしてここまで自分を傷つけるのか。何度も堕胎を繰り返えす場面に心が痛む。唯一、今の内田さんが成功しているから、救われる。芸は身をたすく・・この一言に尽きる。2012/05/29

ウラカタ

0
本書は、一般的な妊娠出産の描写とは異なり、妊娠中の女性が抱える肉体的・精神的な変化や不安を非常にリアルに、時にはシュールに描写しています。主人公が妊娠を通じて自分自身と向き合う姿勢や、従来の母性観念からの解放、アイデンティティの再構築といったテーマが鮮やかに表現されています。また、妊娠が単なる「幸せ」だけでなく「苦しみ」や「成長」としても描かれる点で、現代の複雑な妊娠体験に共鳴する新しい視点を提供しており、これが評価につながっています。2024/11/10

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