出版社内容情報
ニュースでよく耳にする"バールのようなもの"とは、一体何なのか?その謎に真剣に取り組んだ爆笑短篇ほか、著者真骨頂の傑作小説集
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Sakie
18
立川志の輔の新作落語「バールのようなもの」が好きだった。たったひとつの疑問が、まさに的を射て、小噺として成立している。どこかでこの本を見かけて買ったのだったか。「みどりの窓口」も、ここがネタ元と知った。落語を聴いた後だからそう思うのか、徐々に混沌へ加速していく感じ、人情をひたひたさせながら、風刺も混ぜ込むあたりも落語っぽい。最近、長州新聞で「頭蓋骨のようなもの」についてコラムがあった。アナウンサーも、よく涼しい顔で「~のようなものが」って口に出せるよな。想像してしまうと、赤面してしまいそうなものだけど。2026/01/15
merry
12
エッセイかと思いきや短編小説集。ときどきクスッと笑ってしまった。2015/02/28
りつこ
10
志の輔らくごの原作「バールのようなもの」、「みどりの窓口」が読みたくて読んでみた。小説としても面白いがこれを落語にした志の輔師匠は本当に凄いと思った。ちょっとシュールでちょっと昭和。なんてことない会話だけど、その感じわかる~な「旅は道づれ」「善男善女の夜」が好き。2013/05/24
てながあしなが
6
表題作に期待して、読むことにした。感想としては、「インパクトの瞬間」に近い感じか。言葉尻を捉え、それを短編まで結実させた感じ。隠居老人の秘密の趣味を描いた「秘密倶楽部」も面白かった。「新聞小説」で、語られた、筆者の偽ることのない新聞小説に対する吐露は、傾聴に値する。「情報過多のこの時代に、誰が新聞小説を読むのだろうか」確かに。自分は読まないし、読みだすきっかけがいつなのかもわからないまま馬齢を重ねてきてしまった。「○○についてどう思いますか」はメディアの編集権について風刺をしている。2018/01/07
ゆき
5
★★★☆☆:再読。表題作「バールのようなもの」と「みどりの窓口」がやっぱり面白い。源義仲の半生をくだけた文章で描いた「山から都へ来た将軍」も読みやすく義仲の人となりがよくわかり、もっとこの時代の事を知りたいと思った。あと、「愛知妖怪事典」は地元ネタ満載で愛知県民以外の人が読んだら意味不明なんでは、と心配になってしまった。2014/03/04




