出版社内容情報
はずみで殺人犯とされ、南へ逃げる男。信仰療法師を求め歩く顔半分アザの少女。賞金稼ぎの三本腕の男。不遇を背負う人たちの冒険
内容説明
顔半分アザの美少女、3本腕の賞金稼ぎ、プレスリーのそっくりさん、そしてはずみで人を殺したヴェトナム帰りの男。それぞれに不幸を背負った男と女がひたすら南をめざす…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Toshi
1
★★★★★ 初めて読んだマキャモン。たまたま読んだのは相当前にも関わらず、作者やタイトルの記憶も曖昧なままずっと心に引っ掛かり、10数年を経て探し当てたて古本を購入。 なんだろう、ノスタルジックと言うのかファンタジーと言うのか、心が旅立ちたくなる時に読み直したくなる小説。
西村章
0
『マイン』『少年時代』と来た流れでこちらも再読。南部ゴシックの手法(であることを初読時には気づかなかったけど)で書かれたビルドゥングス・ロマンの傑作。最終章で、己と向き合う少女の姿が心に沁みるなあ。2014/02/18
bqsfgame
0
圧巻。少年時代には惜しくも及ばないが素晴らしい小説。2011/01/19