出版社内容情報
すっとぼけて、大ボラ吹きのインディアン"フェンスポスト"を中心に繰りひろげられる、居留地の大ボケすったもんだ。爆笑短篇集
内容説明
白人と権威をおちょくる居留地あげての情熱。“本を読む”たった一人の男フランク・フェンスポストが世界に公表する抱腹絶倒。アーミンスキン族の“正義”。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばまり
49
この滑稽譚をにやにやと読み始めた頃、読友様によりキンセラ氏逝去を知る。ワシントンポストのウェブ版には医師の幇助による死で長年糖尿病で苦しんでいたとあった。その瞬間、彼の作品を読んで見送っていたと思いたい。2016/09/19
okadaisuk8
0
カナダのネイティブアメリカン居留地を舞台にした短編集。都会の政治家らが差し伸べたうわべだけの支援を悪用しようとして起こるドタバタ劇…みたいな内容が多いが、社会批判みたいな雰囲気はなく、主人公らは被害者面もせず、明るく生きている。そこが魅力的。でも最後に収録された、白人と結婚して町に住む姉を描いた表題作だけは、ほのかに悲しい。2014/05/07
1977年から
0
1995年