ビッグ・ノーウェア〈上〉

ビッグ・ノーウェア〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 344p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163143804
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

赤狩りと猟奇犯罪の時代、五0年代。野望の網にからめとられた三人の男を主人公に、重厚で熱気あふれる筆致で時代相を捉えた力作

内容説明

頻発する猟奇殺人―、犯人とその異常性の裏にあるものを追って捜査にのめりこむ若き保安官補ダニー。“手を汚さぬ男”と評されながら警部の肩書きほしさにアカ狩りに手をかすマル。借金地獄から脱け出すためにマルの情報収集役となる元悪徳警官バズ。“ろくでもない”50年代を情念に生きた三人の男。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

c

2
法月綸太郎や青山真治が特に評価している作品だし、これを褒めれば俺も判ってる奴の振りが出来るだろうかと思いながら再読したが、やはり初読時と印象は変わらない。上手すぎる。だから余り好きになれない。LA四部作の他の作品のような歪みが希薄なのだ。尤も、俺は「ホワイトジャズ」を日本での刊行年に読んで衝撃を受け、その後LA四部作含め他のエルロイ作品を遡って行ったから、基準は最初から歪んでいる。シリーズを刊行順に追っていれば、また違う印象を抱いたかも知れない。この「ビッグノーウェア」はエルロイが成熟した作品なのである。2016/01/30

源次/びめいだー

1
暗黒LA四部作の第2作。殺人事件とアカ狩りの二本柱で物語が進みます。2016/05/16

春ドーナツ

1
エルロイ氏の小説を読んでいると、無性に「L.A. Noire」を遊びたくなるが、今、手元にはない。2014/07/19

聖月

1
〇1940年から1950年にかけての時代及びLAという都市が主人公なのである。また、その時代を造る背景が主人公なのである。確かに、最初に惨殺死体の現場に立ち会った保安官補アップショー、アカ狩りの先頭部隊員となる警部補コンシディーン、悪徳警官くずれバズ・ミークスというメインになるキャラクターが存在し、それぞれの視点によって物語は進んでいくが、読み終え本を閉じた瞬間、心に残るのはどのキャラの視点でもなく、物語を離れ、再度時代と背景を反芻する気持ちなのである2002/07/15

v&b

0
第二部から漸く人物が立ち上がってくる。下巻へ2017/08/29

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