出版社内容情報
亡母が(盆戻り)で家に帰ってきた。ある朝おれの家がゆっくり陥没し始めた。突然全ての文字が見えなくなった……愉快で奇怪な短篇11
内容説明
初めてなのに懐かしい。おかしな記憶、こわい話。こんな夢をいつかどこかで見たことがある。ふしぎ小説傑作11篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やまゆ
10
SFの世界はちょっと怖い。いろんなことが起こりすぎる現代と、紙一重なところがあるような気がする。最近特にそう思う。2017/11/24
けいちゃっぷ
7
この短編集は方針がはっきりしている。「日常」ものから「異常」ものへ読者を無理なく誘おうと。ラストの4編は、うれしや「武装島田倉庫」の流れ。おそらく北政府が撤退した後の日本なのだろう。どれもいい。ワクワクしながら読んだ。270ページ2009/09/18
hirayama46
4
前半は奇想小説、後半はシーナSFの中心である世界観を用いて描かれた異形小説。どちらもいっしょに楽しめるお得な一冊になっております。2018/04/11
cocoa56
2
起承転結の結が曖昧で不思議な世界観の短編集でした。 ちょっと理解できない名詞が多くスラスラと気持ちよくは読めないが物語には十分引き込まれました。2017/10/11
七香
2
予想外にグロい。しかも後半にいくにつれて。でもひきこまれて最後まで読んでしまう。2011/01/14