出版社内容情報
去ってゆく男と待つ女、愛人生活に疲れた娘とゲイバー勤めの青年、社長と関係を結ぶ女子社員等様々な愛の行方を描いた作品集!
内容説明
男を養うキャリア・ウーマン、友人に恋人を襲わせる男、ゲイボーイに惹かれる娘…。歪んだ愛の形を見据えた直木賞作家の最新作品集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のんのん
35
これが大人の恋愛小説と言うかな? 少し歪んだ恋愛で 特殊な感じを受けました。小説だからまぁーいいか(笑)2014/03/20
青豆
4
不器用な男女の大人の恋愛小説。藤堂志津子さんの作品は、あれもこれもと欲しがる強欲な女性でなく、本当に自分が欲しいと思うものを貪欲に求める強い女性が多い。不器用で意地っ張りで可愛い女性を描くのがとても上手だ。主人公たちに想いを寄せる男性たちも憎めないキャラで面白かった2014/02/19
みにぱに
0
確か中学生の時に読んだ本。当時から今に至るまで、女性作家の書く大人の男女の恋愛小説は好きじゃない。変にかっこつけてたりドロドロしてたりするから。でも何故か、この短編小説集の中の「水にゆらめく」は読んだ当時そのドロッとしたどす黒さにドキドキして好きな小説の一つになった。多分、主人公に曲がった想いを寄せる男性が私の好みだったからだろう。さて、私も28の大人の女になったが、こんな「かっこいい」恋愛の経験は皆無だ。