出版社内容情報
女性検事の強姦・殺害事件を手がける同僚検事が、一転容疑者として起訴された。法曹界をめぐる黒い霧を暴く現職検事による話題作
内容説明
殺人ミステリー、圧巻の法廷ドラマ。ジャンルを超えた傑作。シルヴァー・ダガー賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takeapple
7
真相はそういうことか、うーむと言う感じだ。アメリカだから推定無罪と言う題名なんだろうねえ。日本だったら冤罪事件だったんじゃないか?2020/11/15
ヨッシー
2
「1980年代以降に出た超重要傑作ミステリをあげよ」と言われたら確実に名前があがるくらい、素晴らしい法廷ミステリです。意外な真相・犯人を提示しつつ、「推定無罪」の表す意味、アメリカ法曹界をじっくりと描き出した、類まれなる作品でしょう。法廷シーンの面白さ(ボッコボコ笑)は尋常ではないし、独特なラストはなかなか印象的で、これもまた上手いなぁと思わされます。ただ、個人的にはあと一歩かなぁ。いくつかの理由で、手放しには褒めづらいのも事実で……。難しいですね。とりあえず、この間出た続編を楽しみにしたいところです。2012/09/12