出版社内容情報
女のエゴと男の見栄の衝突、転々と覆える女性被害者の証言…。人生の深い迷路にわけ入り、重い感慨に充たされる出色の法廷小説
内容説明
レイプ裁判をめぐり人生の深い迷路にわけ入る法廷推理。第6回サントリーミステリー大賞大賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とみぃ
2
当地日本人バザーで、「第6回サントリーミステリー大賞」の帯とタイトルに法廷劇を思い描いて購入。読書メーターに登録者したところ、“User12名”とあまりの少なさに発行日を確認すると…1988年(笑)。20年以上も在端日本人間を巡っていたんだなぁ~と想いながら、有難く拝読。 想像した弁護人と検事の舌鋒対決や巧みな技巧はなかったものの、原告・被告・証人らの心理変化を、「漂流」の名の敵う緩やかさで、弁護人が語って行く形式で、丁寧に訥々と書かれていた。“裁判の長きに渡る現状”、“疑わしきは罰せず”等を問いつつ…。2013/04/16
HORI
0
うーん、何か残るものがあまりないような…2016/12/04
シャーリー
0
樋口有介さんの作品を押しのけて、ミステリー大賞をとった作品ということなので、読んでみました。裁判の話は好きなので、面白く読めました。でも、敏腕弁護士は、原告側からもこんな風に情報を引き出したりするもんなのでしょうか?2015/11/30
ケロたん
0
裁判でレイプされた事を語るのは、辛いやろうな。2014/04/12
ベック
0
これはそれほど面白くなかった。