出版社内容情報
すでにおなじみ大川端の旅篭の女主人るいと、東吾に源三郎の名トリオが織りなす江戸情緒たっぷりの捕物帳。新趣向のミステリアスな恋物語も加わって、八篇を収録
内容説明
おなじみの捕物帳「御宿かわせみ」シリーズ第五巻、愈々快調!
目次
美男の医者
恋娘
絵馬の文字
水戸の梅
持参嫁
幽霊亭の女
藤屋の火事
白萩屋敷の月
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
1
第八作目。「美男の医者」で”寒井千草”こと”天野宗太郎”初登場、段々時が動いて行く予感、嬉しいです!内容もとっても楽しくて、後味が良かったです。表題の「白萩屋敷の月」は美しい情景描写で圧倒されるようなお話でした。”香月”の気持ちが何となくわかるなぁ……女ってこういう面持ってますよね。どうして女性サイドで見てしまいますが、「藤屋の火事」の”お幸”も嫌いじゃありません、賢くないとは思いますが。由太郎がだらしなさ過ぎ!って思います。捕物帖ではなくて江戸時代のホームドラマって感じで楽しんで読んでいます。2017/08/13
沼田のに
0
「絵馬の文字」は「…を助けて」と「…お助け」の違いを事件解決のカギとしているけど、こんなことをヒントに一話を作るとは流石と言おうか連作の苦しみというか、搾り出してる感じ。7/102017/04/13
めぐみこ
0
【再々読】2015/11/29
紅(mokomoon)
0
表題の香月の一途な思いに揺れた 東吾さんの優しさは紙一重2013/04/28
めぐみこ
0
【再読】2010/05/26