出版社内容情報
「嫌だ」と言った、抵抗だってした。それなのに、どうして「同意」にすり替えられてきたんだろう。
マンガ家・菊池真理子が”不同意性交”をめぐって出会った8人との対話を通じ、被害の実態を描くノンフィクションエッセイ。
描かれるのは、被害の瞬間だけではなく、その後、被害者に向けられてきた
「同意していたはず」「嫌じゃなかったのでは」という声と、社会の不寛容についてだ。
また、当事者だけでなく、支援する側に立つ人々との出会いが、サバイバーである著者の心にもたらすものは…。
思い出さないことで生き延びてきた人たちの記録として、そして、被害を「なかったこと」にしないための一冊。
【目次】
内容説明
同意したことに、されてきた。サバイバーであるマンガ家・菊池真理子が9人との出会いを通じて”不同意”と向き合ったノンフィクションエッセイコミック。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
36
宗教2世についての著者の本を読んだとき、声をあげる勇気に敬意を覚えましたが、今回のテーマは性加害です。彼女がまだ十代の時の被害の描写にある「ナイフで刺されたと思ったらそれが挿入だった」という言葉に、恐ろしくて震えが出ました。生きていてくれてありがとう。立ち上がってくれてありがとう。声をあげてくれてありがとう。ーそして男性だって性被害者として立ち上がっていいというメッセージもありがとう。こういう本をもっと出版してほしいです。2026/04/27
わむう
22
母が宗教にのめり込み、父は酒乱、ご本人は24年前に性被害に遭うなどの経験をコミック化されています。完全に被害者なのに「同意したのではないか」など警察や検事による二次被害、三次被害の実態についても書かれています。2026/08/25
てくてく
4
性被害者、性被害の声を製作決定の場に届ける団体、性教育に関わる人といった、性被害に関わるひとたちへのインタビューを漫画家した一冊。性犯罪関係の本をこれまでにそこそこ読んでいる場合は目新しさはあまりないが、こういう形で性被害がどういうものか、大事な人を被害者にしないためには何が必要かといったことを考える機会を与えるものは大事だと思う。2026/07/02
サクラ
4
ズシンと来る何かがある作品でした。本文より『普段から相手の事を、傷つけてはいけないひとりの人間として、尊重しているかどうかが全てじゃないかな』『NoはNo、YesだけがYes』2026/06/21
マッメ
0
性被害の実態や告訴に至るまでの弊害などを描いている。本人が恐怖で固まっていまうことを同意とみなしたり、「拒否すればいいのに」と批判を受けてしまうことなどの問題があることを知った。これではますます被害者が我慢して発言できなくなり、加害者が得をする仕組みになってしまう理不尽さにがっかりしてしまった。恥ずかしくて言えないことや相談する人がいないことも本人を苦しめてしまうし、それを話して解決できる仕組みがもっと広がればいいなと思った。男女関係なく、こういう問題がなくなって欲しい。2026/09/09




