出版社内容情報
「土佐も家族も捨てる」
決意を固めた竜馬は脱藩をする。
まずは討幕の義軍に参加するために京都に沢村惣之丞と向かう。
ただ、尊王攘夷に染まっていく世の中に疑問を持ち始めている竜馬は
勤王義軍参加にあまり興味がもてないでいた。
一方土佐では吉田東洋暗殺計画が実行される。武市半平太が計画し、那須信吾ら3名が暗殺をする。
計画が成功した暁には武市が率いる土佐勤王党が藩政を握る、土佐上士たちの消えない恨みと共にーー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
35
武市半平太の主導により、とうとう吉田東洋暗殺が決行された。上士の痛烈な恨みを買うこの行動により、既に脱藩していた竜馬も疑いをかけられる。竜馬は土佐と共に、長州、薩摩の小ささも感じる中で、考え方を急激に広げていく。ここからが飛躍の時か。少し絵が雑に感じるところもあるが、内容は面白い。★★★★☆2024/11/21
Book Lover Mr.Garakuta
17
【おきな書房】【熟読玩味】:竜馬の冷静沈着で、忌憚薄命(意味解らん幻聴やし)な所が面白い。竜馬の大局観と時世の流れを観る目と好奇心旺な所が面白いですね。司馬さんの原作に無い漫画らしさを感じる巻でした。漫画を読んだら原作を読んで欲しいと思った。2025/01/06
KDS
6
竜馬は脱藩。武市はついに吉田東洋の暗殺を実行する。これにより土佐藩政は土佐勤王党が握ることとなった。上士で吉田東洋の甥でもある後藤象二郎は激しく恨みをつのらせ、下横目の岩崎弥太郎に下手人の容疑者として竜馬を捕えるよう命令する。そしてそれは、藩主から隠居した山内容堂からの密命だった…!東洋暗殺事件より以前に脱藩していたのに何故か暗殺者にされてしまった竜馬は沢村惣之丞とともに下関から大阪へと旅を続けてゆく。この巻では岡田以蔵が再登場し役者が出揃い始めた。次巻では再び江戸へ。いよいよ勝海舟との出会いが描かれる?2024/11/23
トシヒーロー
5
竜馬脱藩、武市の東洋暗殺と土佐藩に動きが出て来た。弥太郎も商人へと歩みはじめる感じ。しかし、竜馬は、なぜ一人冷静に情勢を読めていたのだろうか?と何時も感じる。2024/11/30
Akio Aratani
4
龍馬の魅力は野良犬も魅力される2024/11/29