ビンゴ・コミックス 我が名はネロ 〈２〉

安彦良和

文藝春秋（1999/09発売）

• サイズ コミック判／ページ数 249p／高さ 21cm
• 商品コード 9784160900578
• Cコード C9979

出版社内容情報

実母を暗殺し、ローマ帝国を手中に収めた＂皇帝ネロ＂。しかし、放蕩三昧の日々も長くは続かない…。ネロの死までを描いた完結編

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[りらこ]

現在に至る様々な事象の発端にもなっているのに気づく。後半駆け足。女性の残虐さにも驚かされる。このラストはどうなのか。#kindle unlimited

2020/01/30

[navyblue]

1巻をあっという間に読み終えて、、、あれ、2巻で完結だったのか。物語の展開が早い、、。この人はもしかしたら、良い皇帝になれたのではないか、と思えるところもあったのだけど、結局のところやはり皇帝の器ではなかったのだ。キリスト教徒への迫害のシーンは胸の悪くなるような残虐ぶりだった。一方、使徒パウロとペテロのやり取りはなかなか読み応えがある場面であった。

2018/03/13

[shimashimaon]

意外な結末が著者らしく感動しました。でもそんなに意外でもないのかもしれません。前編のあとがきで著者のキリスト教に対する見方に混乱があったのですが、結末をみて少し理解できた気がします。自己犠牲の美しさを表現しつつも古代ギリシア・ローマ的なものに親和的なのかなと。

2025/01/12

[ななな]

物語が、思いもよらない方向に転がって終息した。2巻という短い尺の中で、綺麗にまとまっていたと思う。ネロと言えば、現代では暴君の代名詞だが、暴君には暴君なりの、一言では表せられないような人生があったということを実感させられたので、読んでよかったなーと思った。

2019/09/04

[tamako]

キリスト教との確執、ローマの大火、そして衝撃のラスト。無駄なく2冊できれいにまとめたなあ。プリニウスも面白いが、安彦良和のネロも本当に素晴らしい！

2019/02/02