出版社内容情報
激動の明治に生きた「旧派」俳諧宗匠――
松永貞徳や松尾芭蕉に連なる十一世「花本」の称号を継ぎ、大垣藩士から俳人に転じた上田聴秋の足跡と思想を、新たな資料から探る評論エッセイ。
「前著『俳諧宗匠 花の本聴秋』で書き漏らしたことや、その後に入手した主宰誌のなかで目を惹いたことなど、『落穂』を拾い集め、前著を補完する資料編としてまとめた」(「まえがき」より)
内容説明
激動の明治に生きた「旧派」俳諧宗匠。松永貞徳や松尾芭蕉に連なる十一世「花本」の称号を継ぎ、大垣藩士から俳人に転じた足跡と思想を、豊富な資料から探る評論エッセイ。
目次
第1章 出自と家庭環境~俳諧への道
第2章 俳諧の宗匠~作風と社会活動
第3章 各界名士との交遊~明治二十年代の京都
第4章 聴秋の句にみる漢詩文、故事、古典の残照
第5章 聴秋と俳誌を支えた門弟たち
第6章 旅の日々~明治三十年の俳句界
第7章 天空の月と水に映る月~参禅と悟り
著者等紹介
上田千秋[ウエダチアキ]
1935年、東京生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒業。NHKに入局、海外取材番組『文明と食生活』の制作により日本放送作家協会優秀番組賞を受賞、編成担当部長、国際局次長、日本放送出版協会・取締役総務部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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