艇差一尺―ある熱血オアズマンの青春

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784160080454
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

本書は、京都大学端艇部に所属した四国生まれの漕艇選手を中心に、端艇部の戦後10年、全国制覇への挑戦努力を描いた物語である。クライマックスは、メルボルン・オリンピック派遣代表の座を、慶應義塾大学と争ったレース。白熱した戦いは最後までもつれ、わずか艇差一尺という、日本のレガッタ史に残る名勝負となった。京大端艇部マネジャー兼サブコックスとして歴史的レースに立ち合った著者が綴る青春群像。

目次

燧灘(昭和二十四年‐二十六年)
巣立ち(昭和二十七年)
挑戦(昭和二十八年夏)
荒神橋激突(昭和二十八年秋)
半跏思惟(昭和二十九年)
ケンブリッジ(昭和二十九年夏)
キャプテンシー(昭和二十九年秋)
結束(昭和三十年夏)
琵琶湖周航(昭和三十年秋)
モーション(昭和三十一年春)
士魂(昭和三十一年夏)
艇差一尺(昭和三十一年夏)
語れ、わが友(平成十五年春)

著者等紹介

大杉耕一[オオスギコウイチ]
昭和10年(1935)生まれ。大分県津久見市出身、臼杵高校、京都大学経済学部卒業。住友銀行入行、支店長、関係会社・取引先などの役員歴任。退職後は晴耕雨読と「ロンドン憶良のホームページ」運営。京都大学端艇部百年史の編集作業に従事。京都大学在学中は端艇部(現ボート部)に所属し、舵手およびマネジャーを経験。京都大学端艇部百年史下巻編集委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セントエルモのひーちゃん@青春のモノローグ

1
ボートという競技において、必要なもの、懸ける心意気。ボートを漕いだことのあるひとはもちろん、漕いだことのない人でもその熱さが伝わるようであった。全く知らない人には少々わかりにくいような用語なども出てくるが、それでもボートという競技のシンプルな奥深さは十分に伝わるはずである。2012/05/19

tommy

0
戦後の昭和31年、メルボルン五輪を目指す京都大学端艇部の青春物語。 瀬戸内海や琵琶湖の美しい自然の描写や、学生運動などに揺れ動く青春の苦悩、またレースとその後の明暗の分かれ方など、飽きない一冊でした。 五十余年経った今でも、やはりオアズマンとして共鳴するものはありました。ボート関係者の方はぜひ。 ドラマ化とかしてほしい笑2013/09/30

バトルランナ-

0
5点満点で4.5点。 2010/11/09

niomoc

0
ボート関係者におすすめ2009/09/14

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