高知歌人叢書
蟲になりても―復刻版 ある死刑囚の歌 (復刻版)

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  • サイズ B6判/ページ数 188p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784160080225
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0092

目次

1 絶唱(ある死刑囚;突然の手紙―元同囚からの便り;ある死刑囚の歌―蟲になりても;追悼歌;追悼譜;遺構をまとめるにあたって)
2 哀悼(死刑囚の歌「虫になりても」;気になる歌集『蟲になりても』―ある死刑囚の歌と高知歌人;歌人・田所妙子師の慈しみの心;随想―死刑囚の心;復刻版に思う;『蟲になりても』跋)

著者等紹介

田所妙子[タドコロタエコ]
明治43年11月4日高知県土佐市宇佐町に誕生。昭和3年3月31日高知県立第一高女卒業。昭和23年真人社に入会。細井魚袋に師事、短歌を学ぶ。昭和24年高知歌人クラブに入会。昭和26年12月「高知歌人」編集発行人となる。昭和28年女人短歌会所属、日本歌人クラブ会員となる。昭和30年8月15日第1歌集『暖簾のかげ』発刊。昭和47年11月3日高知県文化賞受賞。平成6年2月6日没。享年84(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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僕という草

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どの歌も心を震わせる力を持ったものだった。歌の技巧というよりも、極限の精神状態の中で、自身や動植物に向けた生へのひたむきな感情や想いに胸を打たれたのだと思う。良い短歌にはもちろん技巧を凝らすことも必要だと思うが、やはり誰が読むかということも大きい要素であるように感じる。今の私にも今の私にしか詠めない歌があるはずなのだろう。 好きだった歌 ・繰返す日毎の念い明日もまた安けくあれよ夕焼けの雲 ・苔にさえ花咲くものを人の身の希望捨てるなという声きこゆ ・抜かるべきさだめに生うる庭草もツチと太陽が命育む2023/07/07

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