ハヤカワ新書<br> 怪異の脳科学―幻聴からUFO、異世界まで

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ハヤカワ新書
怪異の脳科学―幻聴からUFO、異世界まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784153400627
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0240

出版社内容情報

「時々、声が聞こえてくるんです」……統合失調症と思いきや「てんかん発作」? 芥川やゴッホが描いた「閃輝暗点」の世界とは?UFOや異世界体験も神経学的に説明可能? 私たちの脳と不可思議な現象の関係を豊富な症例/怪談から解明する、シリーズ第2弾


【目次】

内容説明

いないはずの誰かが自分を呼ぶ。見慣れた場所なのにここがどこだかわからない。娘の顔の輪郭が崩れていく…あなたの身にも起こりうる、この世ならざる体験。その背後に隠された睡眠、夢、記憶、心理、そして脳にまつわるメカニズムとは?『幽霊の脳科学』で話題を呼んだ脳神経内科医が各地の民話からネット怪談まで再び渉猟し、自身の診察した症例とも照らして徹底考察。怪異を灯火に、人間という存在の奥深くへいたる。どこまでも科学的、だからこそ無粋とは無縁―驚異のシリーズ第2弾!

目次

第1章 幻聴の世界~姿なきまぼろし、誰かが何かしゃべっている~(統合失調症?;てんかんの可能性 ほか)
第2章 UFOによる拉致体験~暴力的な「何か」に襲撃される、空中に浮遊する~(ハイパーリリジアシティー;弘法大師空海の奇怪な体験 ほか)
第3章 異形のものに化ける、変わる~視覚異常~(顔の輪郭が「紅茶に入れた角砂糖のように」崩れていく;プリオン病とは何か ほか)
第4章 気づいたら知らない場所に~異世界への誘い~(街並失認と道順障害;脳卒中、脳腫瘍の可能性も ほか)
第5章 まだまだわからない他の怪談~分析・解析の難しい話や、その他の部類の話~(はっきり見えて語りかけてくる幽霊;追いかけていっても追いつかない幽霊 ほか)

著者等紹介

古谷博和[フルヤヒロカズ]
1956年生まれ。脳神経内科医。鹿児島大学医学部卒業。医学博士(九州大学)。2013年、高知大学医学部に脳神経内科学講座を立ち上げ初代教授を務める。2022年に定年退官し、現在は福岡県の古賀病院21、高知県の南国病院で脳神経内科に勤務。主な研究テーマはパーキンソン病など神経・筋疾患の診療、筋ジストロフィーなど難治性神経・筋疾患の病態解明、治療法の開発(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

36
人間の体験は、究極的には脳でいかに感じられるかになるのか。オカルト本によく載りそうな体験談のほとんどは、脳の一時的な錯誤として説明が可能なようだ。例の「きさらぎ駅」までが議論の対象とされるので、この部分は必読かもしれない。果たしてあの話はホラーなのか、創作なのかどうか? そこが最大の関心事である。「遠野物語」もこういう線で読み直すと、また別の側面が見えてきそうだ。おもしろい。ちなみにタイトルがよく似ていたために前著と混同して、買うまでにしばらく日数がかかった。これも自分が疲れていたための錯誤かも。2026/08/25

kei-zu

22
前作「幽霊の脳科学」が衝撃的だったのは、「当事者にとって幽霊は実在」であったこと。本書では、キャンプ中のテントで周りに聞こえる足音や、UFOによる誘拐などの「怪異」が取り上げられる。個別の事案を医学的見地から解説するが、2冊目ということもあり、やや列記の感が。2026/09/03

於千代

4
前作『幽霊の脳科学』と同様に、幽霊やUFOなどの怪異を脳科学の知見から分析する一冊。前作よりも、「耳なし芳一」や「きさらぎ駅」など、比較的有名な怪異譚が取り上げられている印象。耳なし芳一については、お経を書いた住職と芳一の間に同性愛関係を想定するなど、若干腑に落ちない部分もあった。一方、きさらぎ駅については、てんかんや失読症、相貌失認などを想定して説明しており、妙な納得感があった。2026/08/28

ラーク

3
小学生の頃、下校中に女性の悲鳴が聞こえ、その場から逃げ出したことがある。しばらく経って、同じ場所で同じ悲鳴を聞いたが、よく見るとそれはバイクが急ブレーキをかけた音だった。ちょうど、テレビで女性が男性に殺される事件の報道を見た直後だった。初めに悲鳴を聞いたとき私は風邪をひいて高熱を出していて、恐らく意識が朦朧としていたのだろう。それにテレビで見た内容も相まって脳がブレーキ音を悲鳴と誤認したのだ。本書では脳に何らかの異常が発生しているケースが主に紹介されているが、そうでなくとも人間の脳は簡単に誤認してしまう。2026/09/08

あくび虫

2
面白かったけれど、前作を読んでいることが前提感あるな?と思った。ちょくちょく取り残される。——症例として出てくる挿話が、それ自体読み物として面白い。なるほど、と興味深い所も多い。あとがきの幽霊、宗教観の話が好きだった。2026/09/11

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