出版社内容情報
鮮烈なデビューから世界的なバンドへと駆け上がり、「ビートルズの再来」とまで称されたオアシス。ロックの衰退が語られる今なお、なぜ彼らの音楽だけは聴き継がれ、再結成が熱狂を呼ぶのか。その軌跡とカリスマ性を紐解き、ロックが持つ根源的な魅力を問う。
【目次】
内容説明
1994年に鮮烈なデビューを飾るやいなや、「ビートルズの再来」と称され、瞬く間にスターダムを駆け上がった伝説のロック・バンド「オアシス」。30年の時を経て「ロックの衰退」や「洋楽離れ」が語られる今なお、なぜ彼らの曲は人々を魅了し続けるのか。ブリティッシュ・ロックの系譜、名曲の誕生秘話、ギャラガー兄弟のカリスマ性、衝撃の解散と再結成―オアシスが歩んだ歴史をたどりながら、ロックという音楽文化と、彼らが体現してきたロック・スターという存在が放つ永久不変の魅力に迫る。
目次
第1章 オアシスを生んだ「ブリティッシュ・ロック」の土壌(「ロックは死んだ」のか?;時代への「反抗の音楽」 ほか)
第2章 90年代最高のロックンロール・スターダムへ(アラン・マッギーとの運命的な出会い;レーベル契約の裏にジョニー・マーあり ほか)
第3章 ブリットポップの終焉、ロックンロール・リバイバルの波(なぜブラーはブリットポップから距離を置き始めたのか?;流行りのロックに「ノー」を突きつけたレディオヘッド ほか)
第4章 なぜ日本人は特別にオアシスを愛するのか?(「洋楽/邦楽」の構図が日本のポップ・ミュージックを生んだ;「UKロック」という言葉はなぜ生まれたか? ほか)
第5章 ロックとは何か?ロック・スターとは何か?(リアム・ギャラガーという正真正銘の「ロックンロール・ヴォーカリスト」;ノエル・ギャラガーという「UKロックの教科書」 ほか)
著者等紹介
小川智宏[オガワトモヒロ]
1983年埼玉県生まれ。2006年より音楽誌『ロッキング・オン』編集部にて海外アーティストへのインタビュー、レビュー執筆などを担当し、2011年より邦楽専門誌『ロッキング・オン・ジャパン』編集担当に。同誌の副編集長を務めたのち、2017年以降はフリーの音楽ライターとして雑誌、ウェブメディアにて、主にロック・バンドを中心にさまざまなアーティストについての記事を執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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