ハヤカワ新書<br> 五胡十六国時代―王朝の乱立と権力闘争

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ハヤカワ新書
五胡十六国時代―王朝の乱立と権力闘争

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  • サイズ 新書判/ページ数 384p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784153400443
  • NDC分類 222.045
  • Cコード C0222

出版社内容情報

五胡十六国時代ーー奴隷が皇帝に成り上がり、怪僧が暗躍し、無数の異民族(胡)が中原に進出した混沌の136年。ポスト三国志の政治秩序を再構築し、胡漢が融合する新たな「中国」のため奮闘した5人の英雄の姿を通じて、東洋史上最大の乱世の実像を劇的に描き出す


【目次】

内容説明

三国時代の後、西晋の統一は瞬く間に崩れ去り、中国は多くの政権が林立する「五胡十六国時代」へと突入した。匈奴・羯・鮮卑・〓・羌などの胡族と、後漢末以来の動乱を経てもなお中原に居住していた漢族が衝突・融和を繰り返し、既存の秩序や常識が更新され、奴隷が皇帝に成り上がりもした激動の時代。三〇四年の匈奴漢の建国から四三九年の北魏による華北統一までの一百三十六年間、人々はなにを求めて戦い、なにを成し得たのか。時代を駆け抜けた英雄たちの事績とともにその実像を活写する。

目次

序章 西晋―最後の「八王」東海王司馬越―
第一章 後趙―奴隷から皇帝に成り上がった男 明帝石勒―
第二章 前秦―五胡十六国時代の最盛期 宣昭帝苻堅―
第三章 後燕―がんじがらめの義理、成武帝慕容垂―
終章 北朝へ―北魏道武帝拓跋珪・太武帝拓跋〓と夏武烈帝赫連勃勃―

著者等紹介

小野響[オノヒビキ]
1990年滋賀県生まれ。電気通信大学大学院情報理工学研究科講師、白川静記念東洋文字文化研究所客員研究員。専門は後漢魏晋南北朝隋唐史、特に五胡十六国時代。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

17
とにかく複雑怪奇という印象のある五胡十六国時代を、石勒、苻堅、慕容垂といったように章ごとに視点人物を定めて概説。その人選がうまくいったということか、わかりにくいなりに時代の流れを追うことができる。本書の随所でこの時代特有の天王号の意義を考察している点、それと関連して各政権が理想とした王朝の形、石勒政権や苻堅政権など、この時代の集団が胡漢入り乱れていたことなどが印象に残った。2025/06/10

MUNEKAZ

14
とにかく複雑な印象のこの時代だが、特定の人物にフォーカスして描く構成のためか、意外と読みやすかった。また最近は拓跋国家や南北朝についての優れた概説書もポツポツ出ているので、時代が下るほど「これ習ったやつ」とばかりに読むのがラクになっていったかな。「皇帝」か「天王」か、胡漢の融合と対立など、時代を特徴付ける部分にも適宜触れているのも良い。あとがきにもある三崎良章氏の『五胡十六国』も併せて読むと、本書で抜けている部分が補えて理解が深まると思う。2025/07/07

電羊齋

14
本書サブタイトルの通り数々の王朝が乱立し、その王朝内でも複雑な権力闘争が行われた五胡十六国時代。この滅茶苦茶ややこしい時代について、司馬越、石勒、苻堅、慕容垂、赫連勃勃ら章ごとに定点的な主人公的人物を設定して、その視点から解説するという形を取っている。おかげで各王朝・集団の動向が追いやすくなっている。また、この時代の各王朝の構造、各王朝での胡漢の混合、この時代独特の「天王」号など興味深いテーマが多かった。2025/06/24

Mzo

11
こういう乱世の概説は面白くて好きなんだけど、残念ながら一回読んだだけでは覚えきれない…。良書なのに、私の頭がもったいない。誰か、面白い歴史小説にしてくれないものかな。とりあえず、陳舜臣の小説十八史略は読み返したいです。2025/07/06

nizi

5
とかく複雑になりがちな時代を、晋から北魏までに絞り、なおかつ南朝に触れないことで全体のスリム化を図っている。まずこれを読み、興味を持ったら他の本に手を出すことになるはず。入り口としてはかなり良い本。2025/07/01

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