出版社内容情報
デパートによる特設販売、メディアでの報道、SNSを使った広告……日本ではバレンタインデーに異常な盛り上がりを見せるが、それはなぜか。またカカオが抱える世界的な問題と、その打開策であるクラフトチョコレートとは。チョコレートをめぐる歴史と未来を語る。
内容説明
過熱する新商品の開発、1日1億円以上を売り上げる百貨店催事、「誰かに贈る」から「自分用チョコ」へ…日本のバレンタインデーは世界でも類を見ない盛り上がりを見せるが、それはなぜか。また、児童労働などのカカオをめぐる世界的な問題と、カカオ消費における新たな潮流、生産から販売までの全工程を担う「ビーントゥバー」とは何か。日本唯一のチョコレートジャーナリストが、文献調査と有名ショコラティエや関係者への取材を軸に、日本人とチョコレートの歴史、現在、そして未来を語る。
目次
第1章 バレンタイン狂騒曲(なぜバレンタインはこんなに盛り上がるのか;日本のバレンタイン、ことはじめ;日本のバレンタイン、進化と変遷;海外のバレンタイン事情;ホワイトデーとは何か)
第2章 日本と高級チョコレート(日本に花開いた高級チョコレートの文化;高級チョコレートブームが到来;日本人が熱狂した生チョコの歴史;時を超えて愛される日本の名作チョコレート)
第3章 日本独自のチョコレートシーン(ユニークな日本のチョコシーン;世界ブランドの日本だけの盛り上がり;日本のチョコミント人気;百貨店とチョコレートの深い関係;日本企業のトップセラーチョコレート)
第4章 熱狂のその裏で―カカオ産地で起きていること(大企業によるカカオ産地支援;カカオ産地の児童労働問題に取り組む日本のNPO;南米のカカオ産地でカカオと向き合う人々;世界のカカオ産地と取引するトレーダー;カカオ産地を伝える百貨店バイヤー)
第5章 日本のチョコレートの今とこれから(ビーントゥバーチョコレートとは;日本のビーントゥバーチョコレート;カカオの健康効果への注目;日本のチョコとSDGs;日本のチョコレートの今)
著者等紹介
市川歩美[イチカワアユミ]
チョコレートジャーナリスト/ジャーナリスト。大学卒業後、放送局に入社し、長年ディレクターとして番組企画・制作に携わる。現在はチョコレートを主なテーマとするジャーナリストとして、日本国内、カカオ生産地をはじめ各国を取材。多数のメディアで情報を発信している。チョコレートの魅力を広く伝えるコーディネーターとしても活動。広く食に関わるテーマでも取材執筆、商品監修や開発にかかわるコンサルティングも行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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