出版社内容情報
千葉の巨大データセンター、サイバー網の急所・長崎、海底ケーブル船、そしてロシアの隣国エストニアへ。サイバーセキュリティと軍事のプロが最前線の現場で見たものとは。情報インフラと安全保障の要でありながら実態の見えにくいサイバー空間の可視化に挑む
内容説明
インターネット上に広がる「サイバー空間」とはそもそもいかなるもので、世界はどのように繋がっているのか?その手触りを求めてサイバーセキュリティと軍事のプロが向かった先は、千葉に林立する巨大データセンター、日本サイバー史の重要地点・長崎、人知れず活躍する海底ケーブル船、北の大地のAIデータ拠点、そしてロシアの隣国エストニア。情報インフラと安全保障の要でありながら実態の見えにくいサイバー空間の「可視化」に、気鋭の研究者二人が大胆に挑んだ渾身の現場ルポ。
目次
第1章 「チバ・シティ」の巨大データセンター―千葉ニュータウン(小宮山功一朗)
第2章 日本がサイバースペースと初めて繋がった地―長崎市(小宮山功一朗)
第3章 ケーブルシップの知られざる世界―長崎市西泊(小宮山功一朗)
第4章 AI時代の「データグラビティ」―北海道、東京(小宮山功一朗)
第5章 海底ケーブルの覇権を巡って―新たな戦場になる海底(小泉悠)
第6章 ポスト帝国のサイバースペース―エストニア、ロシア(小泉悠)
著者等紹介
小宮山功一朗[コミヤマコウイチロウ]
一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター国際部部長として、サイバーセキュリティインシデントへの対応業務にあたる。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。国際組織FIRST.Org理事などを歴任。博士(政策・メディア)
小泉悠[コイズミユウ]
東京大学先端科学技術研究センター(国際安全保障構想分野)准教授。専門はロシアの軍事・安全保障。著書に『「帝国」ロシアの地政学』(東京堂出版、サントリー学芸賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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