ハヤカワ新書<br> 散歩哲学―よく歩き、よく考える

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ハヤカワ新書
散歩哲学―よく歩き、よく考える

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784153400214
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

人類史は歩行の歴史であり、カントや荷風ら古今東西の思想家・文学者も散歩を愛した。毎日が退屈なら、自由を謳歌したいなら、インスピレーションを得たいなら、ほっつき歩こう。新橋の角打ちから屋久島の超自然、ヴェネチアの魚市場まで歩き綴る徘徊エッセイ

内容説明

「昔から思索家はよく歩く。哲学者然り、詩人然り、小説家然り、作曲家然り…よく歩く者はよく考える。よく考える者は自由だ。自由は知性の権利だ」(プロローグより)。直立二足歩行の開始以来、人類は歩き、地球に広がった。ルソー、カント、荷風らもまた歩き、得られた洞察から作品を生んだ。忙しさにかまける現代人に必要なのは、ほっつき歩きながら考える「散歩哲学」だ。散歩を愛する作家・島田雅彦が新橋の角打ちから屋久島の超自然、ヴェネチアの魚市場まで歩き綴った画期的エッセイ!

目次

第1章 人類史は歩行の歴史
第2章 散歩する文学者たち
第3章 孤独な散歩者の役得
第4章 ニッチを探す散歩
第5章 都心を歩く―十条・池袋・高田馬場・阿佐ヶ谷
第6章 郊外を歩く―登戸・町田・西荻窪
第7章 角打ち散歩―新橋・神田
第8章 田舎を歩く―屋久島・秋田

著者等紹介

島田雅彦[シマダマサヒコ]
1961年生まれ。作家。法政大学国際文化学部教授。東京外国語大学ロシア語学科卒。1983年『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビュー。『夢遊王国のための音楽』で野間文芸新人賞、『彼岸先生』で泉鏡花文学賞、『退廃姉妹』で伊藤整文学賞、『虚人の星』で毎日出版文化賞、『君が異端だった頃』で読売文学賞を受賞。2022年紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いちろく

36
散歩が好きです。20代の頃は散歩の魅力があまり解らなかったけれど、30代になった辺りから少しずつ好きになり今に至る。散歩の哲学??? と思い手にした一冊ですが、飲食店や呑み屋での報告レポートも多くて思っていた内容とは正直違った。それでも、エッセイ的な内容も好きなので他の人の散歩報告を伺う感覚でも楽しんだ。プロローグ記載の抜粋になるが、「ウォーキングと一線を画す」という内容に一番同意した。散歩は目的に縛られなくても良いのだ。2024/04/13

Nao Funasoko

29
元来、歩くことには苦は無い。普段から近所のフィールドを歩くこと、近隣の低山を歩くこと、酒場を求めて知らない街を歩くこと、目的は何にせよぶらぶら歩きは好き。故に本書に書かれていることには共感もあるし、「なるほど、そういうことだったのか」と気づくこともあり。 哲学というには大げさな気もする(笑)が行為について意味づけ理屈づけしてみる(読む)のもまた楽し。2024/04/03

特盛

23
評価3.3/5。哲学というか、散歩に関するエッセイ。江戸時代は人は一日40km歩くこともあった。散歩をすると本を読むように細部から様々なメッセージを読み取れる。また歩行中考える由なきことの数々に、散歩無意識へアクセスできる運動であるとも言う。私は東京に住んでいるが、近代文学の8割は東京が舞台であるらしい。身体性から離れがちな都会に生きる人間としては、歩くことは生きることの実感を取り戻すささやかなきっかけになるかもしれない。なんて思ったら直近読んだマッカーシーの「ロード」も思い出した。2025/01/31

Inzaghico (Etsuko Oshita)

13
実践的なアドバイスがあった。初めての町では、飲み屋街を二往復して店を偵察するとか、地元の客のあとをついて行くとか。その客に「おすすめの店を教えてください」と頼んだというのだから恐れ入る。青森では「地元のやさぐれた感じの爺さん」に行きつけを聞いたが、何を言っているかわからなかった、という落ちまでついている。高円寺の路上飲み会に参加した際、20代の中国人や台湾人が「私たちは一生懸命働きたくないと思っているんですけど、東京に来ると四〇代でもそういう人がいて本当に励まされます」と言った、というところで噴き出した。2024/03/29

imagine

11
最近、地酒の魅力にハマってしまった。仕事帰りに老舗の酒場に寄り、休みの日には近所の酒屋さんを巡っている。そんな中で知った、島田雅彦センセイによる散歩の本。これはもう、ほとんど飲み歩きガイドだろうと思ったがその通り。中でも東十条の店主とのやり取りが白眉。タイトル通りの内容を求める方には、レベッカ・ソルニット「ウォークス」を薦めたい。歩くことは所有に対する抵抗である、と喝破する、痛快かつ知的な一冊。2024/06/30

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