出版社内容情報
ゴーギャン畢生の大作に導かれながら、人類誕生から現代、未来にいたる私たちの「進化」の道のりを、遺伝子解析など最新の生物学を駆使しながらわかりやすく綴る。人間の真の姿を明かす科学書。
内容説明
「われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか」。ゴーギャンはこの問いに畢生の大作をもって答えたが、最近の生命科学は、そのいくらかに回答を見出しつつある。遺伝子解析によってヒトの起源や移動経路が明らかになり、ミラーニューロンの発見によってヒトの卓越した言語機能についてもわかってきた。では一生物種としての人間の未来には何が待ち受けているのか?遺伝子研究や細胞分化研究の第一人者が、科学の立場から「人間の本質」を探る大作。
目次
生命と生命科学
第1部 われわれはどこから来たのか(人類の起源と進化;現代人の起源と出アフリカ;農業と人類の定住化 ほか)
第2部 われわれは何者か(人は生きものである;言語機能)
第3部 われわれはどこへ行くのか(ゴーギャンの魂の叫び;言葉のその後の進化;持続可能な人間の未来を求めて ほか)
著者等紹介
帯刀益夫[オビナタマスオ]
生物学者。薬学博士。専門は細胞生物学、分子生物学。1943年長野県生まれ。東京大学大学院薬学研究科博士課程修了後、エール大学、カリフォルニア大学サンフランシスコ校へ。帰国後は、癌研究所での白血球細胞の分化誘導の研究などを通じて、遺伝子工学研究の基盤をつくる。その後は東京大学薬学部助教授、東北大学加齢医学研究所教授、同所長などを歴任して、現在は東北大学名誉教授、独立行政法人科学技術振興機構プログラム調整室プログラムオフィサー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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