内容説明
先祖がのこした宝のありかと一族の秘密をさぐりだせ!百年以上も昔、先祖が空き家にかくした3つの秘宝。ねむったままの最後の宝に、子孫の運命がかかっていた。お金に困った一族を救えるのは、はかりしれない価値をもつその宝だけなのだ。13歳の少年エルズワースはみなの期待を背負い、宝さがしに挑む。やがてあきらかになる、過去に秘められた真実とは。
著者等紹介
アンダーソン,ジャネット・S.[アンダーソン,ジャネットS.][Anderson,Janet S.]
アメリカ、ニューヨーク州生まれ。名門コーネル大学に学び、高校の英語教師となる。さらに図書館や州教育委員会で働いたり、夫とともにカナダ、ドイツ、スウェーデンなどで暮らしたりといった経験ののちに、児童文学の執筆を開始。GOING THROUGH THE GATEや、絵本SUNFLOWER SALなどの作品がある。『最後の宝』は2003年に出版され、アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)ヤングアダルト部門の候補となった
光野多恵子[ミツノタエコ]
津田塾大学英文学科卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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言音 / 放置気味…。
1
ある一族の過去と現在の物語。 最初にマシューが出てきたのは、過去の過ちを繰り返してほしくなかったからってことだよね?2006/12/28
とも
1
図書館で何気なく手に取った本だけど、面白かった。児童文学だから?難しくないけど、結構考えさせるというかじわっと感動した。2012/02/05
りうかん
0
遠い昔のご先祖様が残した3つの宝は、一族の経済的な危機を今まで2回救ってきた。今回3度目の危機がやってきて、最後の宝が必要となった今、二人の子供が宝探しを始める。最後の宝は見つけられるのか?バラバラになってしまった家族の絆を、二人は元に戻すことができるのか?そして、最後の宝に秘められたご先祖様の思いとは?謎ときも面白かったが、最後の最後で、過去の後悔から生まれた先祖の家族への思いが不意打ちでジーンときてしまった。2013/11/04