内容説明
光と闇、ネズミとドブネズミのすさまじい闘いがはじまった!ロンドン郊外のデットフォード。とある空き家で、ネズミの群れが静かに暮らしていた。だが、その平和をおびやかす不吉な影が落ちる。下水道の闇に住むおそろしいドブネズミたちと、暗黒の王ジュピターだ。ついに攻撃をうけた若いネズミたちは、力をつくして闘う!大ヒット・ファンタジイ3部作開幕。
著者等紹介
ジャーヴィス,ロビン[ジャーヴィス,ロビン][Jarvis,Robin]
1963年、イギリスのリバプール生まれ。専門学校でグラフィック・デザインの勉強をした後、テレビや広告の業界で働き、キャラクター制作にたずさわる。25歳で「デットフォードのネズミたち」シリーズを書きはじめ、第1作は、全英の子どもたちが選ぶスマーティーズ賞の候補にもなった。シリーズも本国イギリスだけでなく、アメリカなどで大ヒット。その後も、「デットフォード」前日譚をはじめとする数々のファンタジイを書きつづけている
内田昌之[ウチダマサユキ]
1961年生まれ、神奈川大学外国語学部卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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mikimikimini
0
物語はストレートな展開で、すんなり読めました。「ネズミ」と言うと、ひとくくりに考えてしまいがちですが、下水にいるネズミたちと地上のネズミたちで区別しているのが面白いです。ラストに驚きました。続編も読もうと思います。2015/03/15
Theodore
0
擬人化しているとはいえ、ネズミの頭の毛を髪の毛というのには少々違和感がある。他作家のネズミ冒険ものではそのような表現は見かけなかったので、特に。個人的には善に目覚めかけたマダム・アキクユの今後の行方が気になる。2013/02/26