内容説明
スマートなカマキリ探偵と食いしんぼうのバッタ博士は名コンビ。ある日、サーカスの花形、チョウのジュリアナ嬢がショーのさいちゅうに消えた。調査に乗りだしたふたりを待っていたのは血も凍る真実。しかも犯人の魔の手が迫ってきた!「消えたチョウの怪事件」ほか「首なし怪物の怪事件」など全五篇。
著者等紹介
コツウィンクル,ウィリアム[コツウィンクル,ウィリアム][Kotzwinkle,William]
1938年アメリカ、ペンシルヴェニア州生まれ。1969年に短篇「マリー」でデビュー。75年にO・ヘンリー賞を受賞。76年には『Dr.Rat』で世界幻想文学大賞を受賞したのち、映画「E.T.」を小説化してベストセラー作家となる。児童書から詩集、SFまで幅広い作品を手がける
浅倉久志[アサクラヒサシ]
1930年生まれ、大阪外国語大学卒業、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Prussian_Blue
6
ホームズの名前は出てこないながらキャラクターや事件はホームズをパロディしたものだと丸わかりですw首なし怪物の読後感がせつない。元ネタはバスカヴィルかな。食いしん坊のバッタ博士かわいい…。ナナフシは兄ではないけどマイクロフトでしょうか。ただ人間を昆虫に置き換えただけのパスティーシュではなく、昆虫の特性を生かしたトリックが仕込まれています。知らない昆虫も出てくるので(イラストで大体わかりますが)姿をぐぐりながら見ると面白いかも。バグランド王国の『三つの謎』は人間にとっても神秘ですね。B2014/05/29
ベック
1
いうまでもなくホームズとワトソンをパロッております。虫の生態をトリックに盛り込んであるところがおもしろい。出てくる虫もマニアックすぎて感心してしまう。2003/08/16
火星人碧
0
ミステリ仕立てのファンタジーなのだが、これはどうもね。2017/07/29
ヨッシー
0
どうも何か勘違いしている気がする(笑)
-
- 和書
- ロシアのわらべうた