出版社内容情報
謎の人物からの依頼は「ゴウダトオル」を探すこと。4日後に閉館する「東亜ホテル」に滞在しているという。調査開始直後のホテルで男の死体を発見した探偵が対峙する壮大な真実とは? 圧倒的な完成度を誇るアガサ・クリスティー賞大賞受賞後第1作!
【目次】
内容説明
ゴウダトオルを探してほしい―探偵はウェブ会議画面に現れた正体不明の人物〈アリス〉からの依頼を引き受ける。だが、名前以外は何もわからないゴウダが滞在しているとされる「東亜ホテル」は4日後に百年の歴史に幕を閉じることが決まっていた。ホテルに部屋を取り、聞き込み調査を始めてまもなく、ゴウダを知るという男からの電話に導かれた探偵は死体を発見する。その背景に巨大企業グループ一族の存在が浮かぶ中、ゴウダトオル探しのタイムリミットは刻々と迫っていた―。地道に足を使った調査と大胆な推理の果てに、探偵はいくつもの人生が時を超えて絡み合った、予測不可能かつ壮大な真実と対峙することになる。
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ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
geshi
24
現代日本を舞台にしたハードボイルドとミステリの謎解きが高水準でバランスとれた作品。名前の出ない探偵を主人公に、人探しから始まり殺人事件に出くわし権力者一族の闇に触れるオーソドックスな型を踏んでいる一方、主人公のキャラ造形は迷いと弱さがあるのが現代的解釈。タイムリミットが迫る中でなかなか進まない捜査にやきもきしつつ、中盤からはアリバイ崩しの壁に諦めず挑み続ける姿勢が泥臭くも格好いいわ。継承というテーマが事件の真相にもゴウダトオルの正体にもホテルのあり方にも掛かる締めは実に綺麗。2026/09/11
ア・トイロッテ(マリポーサとも言う)(各短編の評価はコメントで)
14
★★★★☆9 初読の作家。容貌は不明で名前のみ判明しているゴウダトオルが、数日後に閉館するホテルにいるから探してほしい──という依頼を私立探偵が解決して行くという場面から始まるミステリ。ホテル内にゴウダトオルを知る人物から連絡が来て、その人物を訪れると彼は亡くなっていたというところまでがあらすじとなっている。作品中盤で多人数の容疑者候補がどのようにアリバイ偽装して犯行をしたのかを解明する場面が圧巻で、本格ミステリとしての質は高い。ハードボイルドはあまり読んでいないが、十分に良さを感じられる傑作だった。2026/09/16
slice
4
秀作。帯にあるような革新性や『新しい時代』感はそこまでなかったものの、古典的なものをきちんと調理している全編はそれだけで好感が持てる。が、それらを超えて終幕に至るその瞬間には、それらの古典的に見えていたものさえ全体に横たわるあるテーマの為の仕掛けの一部であると気付く。丁寧な作劇に裏打ちされた秀作ハードボイルドミステリと言えるだろう。2026/09/12
黒子のバスケ
3
★★★★0.5☆ 2026.9.15第1刷発行。2026/09/25
suzukath
3
沢崎シリーズより読みやすくて面白かった ということはハードボイルドでは1番 ホテルの最終日のチェックアウト時刻が0時なの実際はどうなんだ?お客様を終電間近もしくは終電になってる時刻に解放するのかな、高級ホテルに泊まるやつらは電車なんて乗らないってか?2026/09/18




