出版社内容情報
冷戦期のポーランド。CIAは、ハンナ・アーレント、ジョージ・オーウェルといった作家たちの「禁書」を密輸する作戦を実施する。本に心を揺さぶられた人々の抵抗は、やがて東西対立に大きな風穴を空けていく。言葉や読書が持つ力を改めて感じさせる、迫真の実話
【目次】
内容説明
東西冷戦を終結に導いたのは「本」だった!極秘作戦「CIA書籍プログラム」の全貌、そして自由を求めて闘う出版人たちの姿を描き切った迫真のノンフィクション。舞台は冷戦期のポーランド。CIAはジョージ・オーウェルやソルジェニーツィンをはじめとする「禁書」や、地下出版のための印刷機材を東欧へ密輪する作戦を遂行し、自由を求める人々の心に火をつけることで社会主義体制の転覆を図っていた。ヴァウェンサ(ワレサ)の〈連帯〉による民主化運動、ヤルゼルスキによる戒厳令と弾圧。激動の時代の中、本に心を揺さぶられた人々の抵抗は、やがて東西冷戦に大きな風穴を開けていく―。言葉や読書の力、そして知的自由の大切さを改めて感じさせる、暴力と威嚇が全盛の今こそ輝きを放つ鮮烈な実話。
目次
序章 テレサの空飛ぶ図書館
第1部 希望 1980年~1981年(歯っ欠けの思考機械;南の友人たち;フレンチ・コネクション;国際的なクモの巣;虫けらみたいに踏みつぶされるだけ;取引)
第2部 戦争 1981年~1985年(将軍の夜;一世一代の大勝負;市民対秘密警察;ラファエル;勝ち目のない状況から抜け出すための方法;HELPFUL;反動的プロパガンダ、見つかる;忌々しい神父;ネットワーク)
第3部 報い 1986年~1989年(レギナ事件;新聞をひとりで発行する;テレビ・フリー・ヨーロッパ;真昼の決闘;血で汚れたフェリックス)
終章 ひた隠しにされた秘密
著者等紹介
イングリッシュ,チャーリー[イングリッシュ,チャーリー] [English,Charlie]
1967年生まれ。インペリアル・カレッジ・ロンドンで電気電子工学、ロンドン大学シティ校でジャーナリズムを学ぶ。パキスタンのペシャワールで最初にジャーナリズムの仕事に就き、1997年から2014年まで英《ガーディアン》紙で働き、国際ニュース部門の責任者などを務める。王立地理学会フェロー。ロンドン在住
濱野大道[ハマノヒロミチ]
翻訳家。ロンドン大学・東洋アフリカ学院(SOAS)タイ語・韓国語学科卒業、同大学院タイ文学専攻修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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