出版社内容情報
対馬海峡沖で不審船のコンテナから発見された夥しい死体は、手足を切り落とした子供の神経を機甲兵装に直接接続して兵器化するという、非道な人身売買に繋がっていた。捜査を続ける特捜部の眼前に浮かびあがる、城州グループと馮コーポレーションの狙いとは?
【目次】
内容説明
姿警部との契約満了が迫る中、国際人身取引事案の解明に着手した特捜部は機甲兵装用の特殊義肢を開発した本川製作所の関与を察知する。さらに城州グループとフォン・コーポレーションが水面下で本川株の争奪戦を展開しているという。一方、香港黒社会大幹部の關は、何故か新疆ウイグル自治区で大虐殺の実態を追っていた―救済なき現代を照射する大河警察小説、絶望と地獄のシリーズ第一部ここに完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
178
月村 了衛は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。機龍警察シリーズも読み続けて第七弾、第一部完結です。 フィクションの世界ではありますが、子供の人身売買&兵器化は許せません。昨今の自立型ロボットの進歩を見ていると、機甲兵装を飛び越えて、🤖戦闘ロボットの時代に突入しそうです。第二部が何時始動するのか判りませんが、楽しみに待ちます。 https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0005210539/2026/09/16
しんたろー
103
最新刊は、これまでの全ての事件に決着をつけるかのような壮絶で重厚な物語…過去の詳細や人間関係をキチンと覚えていない駄目な私は、本作の価値を半分も理解できていないかも…再読していない事を後悔するほど面白かった。ショッキングな冒頭から惹き込まれ、恐ろしい世界の暗部と關剣平の生い立ちが交互に描かれ、読む手が止まらない。そして、特捜部の一人が味わう地獄から眼を背けたくなるが、祈るように読み進めた。日本の現状や人の闇に著者らしい痛烈な批判を織り込みつつ、気が弱い人に薦められない描写もあるが、期待以上の内容で大満足!2026/08/09
みゆ
69
シリーズ第一部完結篇。兵馬俑のような不気味な表紙にワクワク読み始めたのですが… 過去作の組織&登場人物のクロスオーバーに頭がパーーン!自分の記憶力が情けないばかり( ;∀;) 図書館本なので読み返す訳にもいかず、雰囲気で読み進めての読了です。ちゃんと読みなおしたいなぁ、でも厳しいなぁ……2026/09/05
ずっきん
61
無茶苦茶楽しみなシリーズなのに、なんでこんなに遅い読了かというと、連載時のショックが凄まじく、なかなか開く勇気が出なかったからだ。第一部終了と聞いてこの容赦の無さに納得……できるかーい!!!というほどの衝撃を喰らったからである。あまつさえ登場回からの筋金入りの關推しの読み手としては、歓喜~憤懣と弄ばれ、この再読一気読みでついには奈落へと。あああ、本当に面白い。際どいテーマをエンタメに昇華する手腕がお見事。大人の超骨太厨二SF活劇。第二部の再開と再会(信じてる)を首を長くして待つ。2026/09/14
オーウェン
59
いよいよ第1部の完結編となる機龍警察シリーズ。 冒頭から10代の子供の大量死に始まり、そこからウイグル自治区の少年少女の兵器化に繋がり、特捜部が東京で起きる子供たちの捕獲を防ぐ任務へ。 そこへ外務省や防衛相にモサドの思惑などが絡むという歪さ。 話も重厚であり、これまでの主要なキャラだったある人物の死には胸掴まされる。 それによってチームが団結し、關との最後の勝負へと向かう。 第2部に向けて暗躍する人物も残っており、再開が楽しみになる。2026/10/04




