うさぎ狩りの夜に

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うさぎ狩りの夜に

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  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152105301
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

名門大学の創作科。サマンサは、互いを「バニー」と呼び慣れ合う女子学生たちを軽蔑していた。だが秘密のワークショップで"作品"を生み出した夜から、彼女は甘やかな連帯に絡め取られていく。孤独な創作と群れの連帯は両立するのか。創造の狂気を描く注目作


【目次】

内容説明

ニューイングランドの名門ウォレン大学創作科。大学院生のサマンサは、互いを「バニー」と呼び、慣れ合う女子学生四人組を軽蔑し、同時に妬んでもいた。だが、男子禁制の文学サロンに招かれた夜から、彼女はバニーたちの危険な共犯関係に魅せられていく。斧で狩られたウサギを前に、理想の男性を”創作”する儀式。血と物語から生まれた〈ウサギ男〉は、やがて暴走をはじめる。秘密を分け合う時間は、サマンサを酩酊させていった。甘美で残酷な連帯に搦めとられたサマンサは現実と悪夢の境界を見失っていく―シスターフッドは孤独を救うのか。それとも、才能ごと呑み込んでしまうのか。創造の恍惚と狂気を描く、悪夢のような傑作。

著者等紹介

アワド,モナ[アワド,モナ] [Awad,Mona]
1978年、カナダ・モントリオール生まれ。アメリカ在住の作家。ブラウン大学、エディンバラ大学、デンヴァー大学で創作と英文学を学ぶ。書店員、コラムニスト、ジャーナリストなどを経て、現在はシラキュース大学で創作を教えている。2016年、『ファットガールをめぐる13の物語』でデビュー

下田明子[シモダアキコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

42
粗筋からしてドナ・タートの名作『シークレット・ヒストリ―』を想起させる。正直に言うとあの作品ほど夢中になれたわけではないにせよ、奇妙で独創的で、不思議なドライブ感がある物語には惹かれるものがあった。でもやっぱり、なかなか前のめりに読むことは出来なかった。性別で共感できるかどうかは変わりそう?読み手を選ぶ海外小説・オブ・ザ・イヤーかもしれない。2026/07/16

ズー

18
えーどうゆうこと?ほんとにそんなことが?どつなっちゃうの?どうなってるの?と思ったけど、結末に色々納得。この話に落ちどころがあったとは!さすが!!!前作の「ファットガール〜」も読んだけど、スクールカーストの生々しさや、太った女性の葛藤とか気弱な感じとかを非常にリアルに細かく描写していて、どちらも経験のある私はゾッとしたものだけれども、それが嵐のように過ぎ去ると、なんであんなことで悩んでたんだろと思ったり。サマンサの想像力なのか幻覚は思ったより凄まじいものだった。2026/08/07

かさい

0
「男性性」が彼らと関係のある女性によって生成されてる面って少なからずあると思っていて、それがポジティブな話だと紳士らしさになるし、ネガティブな話だと暴力性とか性被害になる、みたいなところが「ウサギから男を作り出してそれを殺す」という形で本作では描いていたように感じました。 蔑称のような渾名でサマンサが呼んでいたバニーたちの秘密の会に呼ばれて以降、彼女たちの本名が文章中に出るようになるんだけども、その後サマンサからの彼女たちへの感情に影響されてその呼び名がコロコロ変わる演出がすごくよかったです。2026/09/21

なっちゃん

0
群れてるあの子たちよりも「私」の方がずっとマシ。でもそんな風に考えている私ももしかしたら大差ないのかも。それどころか劣ってるなんてこと、ないよね…?心臓がくーっとなるようなそんな気持ちを思い出す。お砂糖とスパイスで欲望を覆い隠したバニーたちに飲み込まれ、何が現実で何が幻想なのか分からなくなる。本当に大切なものはすぐそばに。2026/09/04

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