出版社内容情報
ミステリ作家養成講座の恩師・宇宿部に招かれ「岨景館」を訪れた同期の作家六人。〈黒衣の処刑人〉を名乗る声がクローズドサークルとなった館にこだまする――「ミステリ作家は一人残らず罪人である」。作家たちは自作に絡めたやり方で次々と殺害されてゆく。
【目次】
内容説明
群馬県北部の山奥に建つ豪奢な洋館「岨景館」に招かれた、ミステリ作家養成講座出身の男女六人。恩師である宇宿部彬の招集に応じて、売れっ子から新人、デビューできていない者まで、久しぶりに同期全員が集まった。宇宿部の到着を待たずに彼らが敷地へ入ると、入口の跳ね橋が上がり外界から隔絶した閉鎖空間となってしまう。やがて〈黒衣の処刑人〉により、ミステリ作家たちは自身の著作を彷彿とさせるやり方で、一人また一人と殺害されてゆく―。第12回アガサ・クリスティー賞受賞作家による本格ミステリへの挑戦状。
著者等紹介
西式豊[ニシシキユタカ]
1967年生まれ。成城大学経済学部卒。2022年、『そして、よみがえる世界。』(文庫化タイトル『不在の生存証明』)で第12回アガサ・クリスティー賞大賞を受賞し、同作で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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糸巻
26
雪深い山奥の洋館に集められた6人の男女。ミステリ作家養成講座で同期の彼等は、クローズドサークルと化した館で謎の処刑人に命を狙われる。しかも自分が書いた作品を模倣したやり方で…。初めて読む作家さんだったが、設定とタイトルとカバーイラストがツボだったので迷わず手に取った。読み進めていくと想像したような本格ミステリではないかも?と感じたが某古典ミステリーのオマージュ?なんて油断してたら終盤で目が覚めた。予想外の探偵役による思いもよらぬ真相とトリックの解明が怒涛の勢いでやってきた。面白かった〜!2026/06/15
紗世
20
ミステリー小説。ミステリ作家養成講座を受講していたメンバーが集められて様々な処刑道具で殺されるクローズド・サークル話。この人怪しいなというのはわかったけど真犯人は⋯そんなんわかるかーというガッカリ感。あと終わり方もなんだかよくわからず不完全燃焼でした。2026/06/10
ほたる
12
集まったのはミステリー作家たち。クローズドサークルで起こる殺人事件は処刑法に準えたものばかり。一体誰がこんなことをやっているのか。ミステリ的な小ネタの部分を読みつつ、雰囲気は新本格らしくも感じられる。最後の最後まで気を抜くことが出来ない展開は見逃せない。2026/05/25
よるのもち
11
新本格への愛たっぷりの館もので、読んでいて楽しかったです。オマージュ元は結構はっきりしていて分かりやすいので、あれこれ予想をしながら読み進めていたのですが、思っていた以上に入り組んだ構成にガツンとやられました。うーん、面白かった!2026/05/24
RRR
11
この著作を知ったのは、スマホでネットサーフィンしていて偶然。いやはや、クローズド・サークルの金字塔というべきですな。途中で作家の心の叫びが書いてあって、やはり作家と言う職業は常にプレッシャーを感じているんだな、と思いました。犯人と目される人物の予想は当たったものの、真犯人は外れでした。注意深く読んでいれば、もしかしたら、真犯人が分かるかもしれないかな。読み応え十分で、大満足の本格でした。2026/05/29




