出版社内容情報
ミステリ作家養成講座の恩師・宇宿部に招かれ「岨景館」を訪れた同期の作家六人。〈黒衣の処刑人〉を名乗る声がクローズドサークルとなった館にこだまする――「ミステリ作家は一人残らず罪人である」。作家たちは自作に絡めたやり方で次々と殺害されてゆく。
【目次】
内容説明
群馬県北部の山奥に建つ豪奢な洋館「岨景館」に招かれた、ミステリ作家養成講座出身の男女六人。恩師である宇宿部彬の招集に応じて、売れっ子から新人、デビューできていない者まで、久しぶりに同期全員が集まった。宇宿部の到着を待たずに彼らが敷地へ入ると、入口の跳ね橋が上がり外界から隔絶した閉鎖空間となってしまう。やがて〈黒衣の処刑人〉により、ミステリ作家たちは自身の著作を彷彿とさせるやり方で、一人また一人と殺害されてゆく―。第12回アガサ・クリスティー賞受賞作家による本格ミステリへの挑戦状。
著者等紹介
西式豊[ニシシキユタカ]
1967年生まれ。成城大学経済学部卒。2022年、『そして、よみがえる世界。』(文庫化タイトル『不在の生存証明』)で第12回アガサ・クリスティー賞大賞を受賞し、同作で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
シャコタンブルー
51
一人また一人と殺害されていくが、この男が怪しいあの女が犯人だろうと予想しながら読み進めたが二転三転する展開に翻弄されてことごとく外れた(笑) 山荘に集められた男女六人の作家たちの内心の探り合いが加熱していく様相が面白い。嫉妬、恨み、疑心暗鬼が渦巻くクローズドサークルの真骨頂を味わえた。出版不況に喘ぐ中でのミステリ作家としての矜持や苦悩も描かれいるが、そこには著者の思いも投影されているようにも感じた。それにしてもまさかあの人物が真犯人とは・・2026/06/28
さっちゃん
51
ミステリ作家養成講座出身の6人は、恩師の宇宿部彬に山奥の洋館へ招かれる。久しぶりに同期全員が集まったが、〈黒衣の処刑人〉により自身の著作を彷彿とさせるやり方で次々と殺され…。/クロサー×館ミステリ。豪華メンバーからの絶賛の帯に嫌な予感がしたけど、杞憂に終わって良かった。王道のクロサー館ミステリから、さらにひと捻りもふた捻りもある展開に終盤は脳みその消耗が激しい(楽しい)。大盛り過ぎてお腹いっぱいだけど満足感でいっぱい。しかも確認のためにすぐさま再読のおかわり必至。未読の方はネタバレ踏まないようご注意を!2026/06/25
糸巻
29
雪深い山奥の洋館に集められた6人の男女。ミステリ作家養成講座で同期の彼等は、クローズドサークルと化した館で謎の処刑人に命を狙われる。しかも自分が書いた作品を模倣したやり方で…。初めて読む作家さんだったが、設定とタイトルとカバーイラストがツボだったので迷わず手に取った。読み進めていくと想像したような本格ミステリではないかも?と感じたが某古典ミステリーのオマージュ?なんて油断してたら終盤で目が覚めた。予想外の探偵役による思いもよらぬ真相とトリックの解明が怒涛の勢いでやってきた。面白かった〜!2026/06/15
YUUUUMI
21
小説家たちが自ら訪れることになる別荘で繰り広げられるクローズド・サークルミステリー。作家志望者たちがそれぞれの悩みを打ち明けたり、交流する拠り所となる会はドラマなどでも観たことがあるが、よくある行動の一つなのだろうと、現実の厳しさを感じられる。そんな登場人物6名が同じ場所に集い、それぞれの関係が少しずつ明らかになる展開が面白い。本格的なミステリーで、ラストまで楽しめた。2026/06/25
紗世
21
ミステリー小説。ミステリ作家養成講座を受講していたメンバーが集められて様々な処刑道具で殺されるクローズド・サークル話。この人怪しいなというのはわかったけど真犯人は⋯そんなんわかるかーというガッカリ感。あと終わり方もなんだかよくわからず不完全燃焼でした。2026/06/10
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