出版社内容情報
1932年のロンドンで、マニア垂涎の本を発掘し、名を馳せるトーマス・ワイズ。だが彼は、本を偽造してコレクターを騙す詐欺師だった。彼の出品した"綺麗すぎる"本に疑念を感じた二人の書店員は、流行している探偵小説に倣いワイズを調べるが……。衝撃の実話
【目次】
内容説明
のちに本格ミステリの黄金時代と称される、1930年代のロンドン。英国随一の私設ライブラリーを作り上げ、文学界のトップスターに駆け上がったトマス・ジェームズ・ワイズは、次々と「幻の私家版」を世に送り出す稀覯本コレクターとしても名を馳せていた。だが、若手古書商ヘンリー・グレアム・ポラードとジョン・カーターのふたりは、ワイズが売り出している稀覯本に奇妙な矛盾点を見つける。彼らはシャーロック・ホームズやエルキュール・ポアロの捜査法にならい、ワイズの悪行を突き止めようとするが…。世界を欺いた文学犯罪を描くノンフィクション!
目次
無邪気な嗜好
共産主義と書誌学の両立
さらなる偽造へ
ビレル&ガーネット書店
何ら不正なし
ビブリオ・ボーイズ
市場を手玉に
あまりかかわりたくない本
道徳的立場
カーンのない「f」と奇妙な「?」
手癖の悪い輩
化学木材パルプ使用、微量のぼろ布混入
プティン・オン・ザ・リッツ
翻弄される男
墓穴を掘る
ワイズの虚言
薄氷を踏む使命
本を山ほど
著者等紹介
ホーン,ジョセフ[ホーン,ジョセフ] [Hone,Joseph]
イギリスの作家、研究者。1989年、デヴォン州生まれ。オックスフォード大学を卒業後、同大学で教鞭をとり、ハーバード大学、イェール大学、ケンブリッジ大学でフェローシップを得た。2020年に初のノンフィクション作品The Paper Chaseを刊行、2024年には『古書贋作師 トマス・ワイズ』(本書)を刊行し、高い評価を受ける
倉田真木[クラタマキ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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