ジャカランダの樹

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152104977
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

1994年フランス。12歳のミランは、母の祖国で起きたジェノサイドを他人事だと思っていた。だが、虐殺から逃れてきた少年と出会い一変する。ミランがルワンダで目にした憎しみの連鎖。赦しと怒りの狭間で揺れる人々の苦悩。その先に見出した希望とは――


【目次】

内容説明

1994年フランス。12歳のミランにとって、母の祖国ルワンダは遠い存在だった。しかしある日、虐殺を生き延びた少年クロードと出会い、ミランの世界は揺らぎ始める。16歳でついにルワンダへ向かったミランが目にしたのは、異郷の圧倒的な活気と熱量、そして癒えることのない傷とともに生きる人々の姿だった。その頃、母の幼馴染に女の子が生まれる。ステラ―ルワンダ虐殺の後に生まれた世代の子どもだ。虐殺の過去と向き合うクロードやその仲間たち、これからを生きるステラ。ミランはその両方の考えに触れていく。フランスで育ち、ルワンダでは「よそ者」のミラン。それでも彼はこの国に惹かれ、何度も足を運び、人々の声に耳を傾ける。その先にミランが見出した希望とは―。ルノードー賞、日本の学生が選ぶゴンクール賞、ポルトガルの学生が選ぶゴンクール賞受賞の話題作。

著者等紹介

ファイユ,ガエル[ファイユ,ガエル] [Faye,Ga¨el]
1982年、ブルンジ共和国でフランス人の父とルワンダ難民の母とのあいだに生まれる。1995年にフランスへ移住。2009年に音楽グループ〈Milk Coffee and Sugar〉を結成しデビュー。2016年、作家デビューとなる『ちいさな国で』(早川書房刊)で〈高校生が選ぶゴンクール賞〉、Fnac小説賞を受賞。エリック・バルビエ監督により映画化された。2作目となる本書は、ルノードー賞、日本の学生が選ぶゴンクール賞、ポルトガルの学生が選ぶゴンクール賞を受賞した。ルワンダに妻子と在住

加藤かおり[カトウカオリ]
フランス語翻訳家。国際基督教大学教養学部社会科学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

pohcho

60
フランス人の父とルワンダ人の母を持つ少年ミラン。フランスで生まれ育った彼にとって母の祖国は遠い存在だったが、ある日、虐殺を生き延びた少年クロードと一緒に暮らすことに。クロードとの暮らしは短い間で終わるが、それはミランの一生を変えるような出会いとなり・・。ルワンダ大虐殺のその後をテーマにした作品。虐殺の心の傷は世代を超えて伝わっていて、虐殺後に生まれた若者達までがトラウマに苦しめられる姿に驚いた。一人の青年が彷徨の末に自分の居場所を見つける物語でもあり「僕はひとりじゃない」という最後の言葉には心打たれる。2026/04/28

uniemo

19
ニュースとしては知っていたけれど遠い国のお話であったルワンダの虐殺とその後の社会の様子がよくわかりました ルワンダが今目まぐるしく経済成長を果たしていることも知りました。ジャカランダの花をみてみたくなりました2026/05/10

練りようかん

18
ルーツをめぐる物語と、百年にわたる苦しみに満ちた歴史が書かれ、点でしか知らなかったルワンダ虐殺を面で知る学びの機会になった。フランスで育ったミランにとって同い年のクロードが弟から叔父になる前半は、系統立ててない、家族や共生の範疇が違うという浮いた状態が続き、後半の裁判やスピーチでそれらが収斂する印象を受けた。語らないことで歴史から守ってくれたと母に感謝する場面、語り続けたステラの祖母の樹が切られPTSDを発症する場面、時系列の巧みな配置が語ることについて色々な考えを過らせた。加藤さんの翻訳作にハズレなし。2026/05/16

takao

2
ふむ2026/04/12

素敵帽子ちゃん。

1
ジャカランダの樹というから南アフリカの話かと思ってかったら、ルワンダが舞台。高校地理でそういうことがあったって知って以降、こんな小説に出会えるとは思っていなかった。10分前になにみてたか思い出せないような動画を見続ける時間で、こういう本を読む人が増えたらいいのになといつも思う。原書の方が安価だったので購入。(2026 #63 ★★★★★)2026/05/10

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