もしロシアがウクライナに勝ったら

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もしロシアがウクライナに勝ったら

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  • サイズ 46判/ページ数 176p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152104472
  • NDC分類 319
  • Cコード C0031

出版社内容情報

2025年、ロシアとウクライナが停戦合意。しかし、2028年にロシアが突如バルト三国への侵攻を開始する……。そのとき各国はどう動くのか。アメリカ退潮後の新たな世界秩序とは。軍事・安全保障の専門家がシナリオ思考を駆使して大胆かつ詳細にシミュレートする

内容説明

軍事・安全保障のエキスパートが圧倒的なリアリティで描く、ウクライナ戦争後の「起こりうる未来」。2028年3月27日未明、ロシア軍がエストニアの都市ナルヴァとバルト海のヒーウマー島を占領。バルト三国への攻撃が始まった。2025年にウクライナ戦争が終結して以来、軍備増強という問題から目を背けてきたNATOは、ここへきて防衛能力不足があらわになる。一方ロシアはプーチン前大統領の悲願であった「歴史的使命」を完遂すべく、西側諸国への軍事的エスカレーションを進めていく…。はたしてNATOは結束して行動を起こせるのか?不穏な動きを見せる中国の狙いは?そして、世界は核戦争へと突入してしまうのか?

目次

第一章 バルト三国、数年後の未来
第二章 ジュネーブ・国際連合欧州本部「パレ・デ・ナシオン」―三年前
第三章 風向きの変化
第四章 モスクワの雪解け?
第五章 ジュネーブ後のウクライナ―混迷
第六章 限定的な防衛能力
第七章 計画
第八章 マリ共和国キダル、二〇二八年二月二日―ゲーム開始
第九章 ブリュッセル、二〇二八年二月五日―撒かれたエサ
第一〇章 南シナ海、二〇二八年二月二八日―盟友の間接支援
第一一章 シアトル、二〇二八年三月二六日―急報
第一二章 ベルリン―二〇二八年三月二七日、四時二〇分(CET)
第一三章 盗聴防止策が施されたビデオ会議―二〇二八年三月二七日、八時三〇分(CET)
第一四章 モスクワ―二〇二八年三月二七日、九時(CET)
第一五章 ブリュッセル・NATO本部―二〇二八年三月二七日、一四時(CET)
第一六章 ワシントン・ホワイトハウス―二〇二八年三月二七日、一四時一五分(CET)
第一七章 80°49′35″N 66°27′30″W/80.82639°N 66.45833°W―二〇二八年三月二八日、一二時二七分(CET)
第一八章 ブリュッセル・NATO本部―二〇二八年三月二八日、一六時(CET)
第一九章 トヴェリ州ルジェフ(ロシア連邦)―二〇二八年三月二九日、九時(CET)
第二〇章 モスクワ/北京、二〇二八年三月三〇日―新たな中心

著者等紹介

マサラ,カルロ[マサラ,カルロ] [Masala,Carlo]
ミュンヘン連邦軍大学教授。専門は国際政治。ローマのNATO国防大学での研究活動を経て、2007年より現職。ドイツ連邦安全保障政策アカデミー(BAKS)の科学諮問委員会委員、ドイツ連邦議会のアフガニスタン・ミッションに関する調査委員会の委員なども務める。メディアへの寄稿、テレビの政治討論番組やニュースへの出演も多数

鈴木ファストアーベント理恵[スズキファストアーベントリエ]
独日・英日翻訳者。学習院大学法学部政治学科卒業、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)国際関係学修士課程修了。外資系企業、在ドイツ経済振興組織などでの勤務を経て、出版翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いたろう

68
ドイツの大学教授によるシミュレーション。ロシアとウクライナの戦争が、どのように終わるかという点では、トランプ大統領が見放したことで、ウクライナは、和平条約という名の降伏条約に応じざるを得なくなり、ロシアに占領された領土を放棄する、というのは、誰もが予想する範囲内だろう。そして2028年、ロシアがバルト三国・エストニアのナルヴァに侵攻するというのは、シミュレーションというより小説に近いが、とは言え、全くの絵空事とも思えない。その際のトランプ大統領の発言と、それによるNATOの対応は、十分あり得る話に思える。2025/08/11

Mark

26
著者は2028年のシナリオを描き、ウクライナ戦争を独裁国家群による自由主義への挑戦と位置づける。NATOの結束が揺らぐ今、小規模紛争を軍事力で抑える合意は得にくく、日本の尖閣や北方領土問題にも直結すると警鐘を鳴らす。 私は梨木香帆『エストニア紀行』を思い出し、ロシア人への根深い警戒心を重ねた。侵略は「がん細胞」のように周縁からじわじわと広がり、気づいた時には手遅れになる。ならず者国家への備えと予算配分の課題は避けて通れず、世界は確実にきな臭さを増している。五年後を思うと、今のうちに世界を見ておきたい。2025/09/24

メタボン

22
☆☆☆☆ あり得ない想定かもしれないが、ロシアがNATOとアメリカを試すように、局地的な領土侵犯を行ってきた場合、西側諸国としてどう対処すべきかを考える、特にアメリカの支援なき場合に、NATOだけで対処できるよう準備するという点では、示唆に富むシミュレーションだと思う。ウクライナ問題は日本にとって対岸の火事ではなく、中国の動きを想定しておく必要があることを認識させられた。NATOの第5条に基づく集団防衛義務は発動するものなのか注視。2025/07/30

さとまる

5
図書館本。ウクライナ戦争がロシア有利に終結した場合どのようなことが起こるのか、安全保障の専門家によるシミュレーションシナリオからあり得べき未来を描いた小説。ウクライナにとって屈辱的な和平条約締結のきっかけがトランプによる「ディール」撤退なら、エストニア侵攻したロシア軍への制裁もNATO軍の迎撃もトランプによって拒否される。彼の登場がウクライナ、NATO、そして極東において安全保障上の懸念材料でしかないことを再確認させられた。本編の小説よりもあとがきのほうがリアリティを持って実感させられる。2025/09/22

いもぷ

4
もちろんifのお話ではあるが、現実で起こり得る内容で、不安になる。この難しい世界情勢で日本の総裁選の顔ぶれをみているとこれからの日本の未来はどうなるのか心配でしかない。それにしてもこれほど科学が進み過去の戦争を経験しても、戦争が回避できない人間って、がっかりだ。2025/09/23

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