出版社内容情報
孤島に招き寄せられた、職業や年齢も違う十人の男女。招待主の姿は島にはなく、やがて、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が……。そして、彼らが一人ずつ殺されてゆく。ミステリの女王の最高傑作が、ファン垂涎の仕掛けのついた豪華な函入り本として登場。
【目次】
内容説明
不朽の名作が特別な仕様により新たな読書体験に。その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識のない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が―。やがて無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく…。物語の結末が巻末の封筒に封入された、ミステリ・ファンに贈る特別な一冊。真相はご自身の手で開封してお確かめください。
著者等紹介
青木久惠[アオキヒサエ]
早稲田大学文学部英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
57
アガサ・クリスティーの代表作のひとつであるミステリーの金字塔が特装版で登場!著者ノートでも語られている「馬鹿ばかしいトリックは使わず、犯人が明らかになることもなく、十人が死ななければならない」その為に重要となる「エピローグ」が巻末の封筒に封印された形となって、愉しみを視覚でも膨らませてくれる。事件はデヴォン州の海岸沖にある孤島「兵隊島」に招待された10人が、屋敷に集まったところから始まる。2025/07/15
RRR
4
何度も再読している作品。特装版は、たまらない工夫がされていて、回答編が手紙とじなので、何だか特別感があります。内容の方は、疑心暗鬼がきちんと描かれているからこそ、ミステリーとして成立しているし、語り継がれる名作になっているんですよね。2025/11/08
パンプアップハム
3
何回読んでも噛み締める面白さ。特装版ならではの遊びの体験をできて面白かった。今年は2回読んだ。さくっと読める割に伏線大回収で傑作すぎる。イギリスのドラマ版も思い浮かべて、色んな演出で映像化してほしいなと思った。本当に何回読んでも良い!2025/11/11




