出版社内容情報
孤島に招き寄せられた、職業や年齢も違う十人の男女。招待主の姿は島にはなく、やがて、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が……。そして、彼らが一人ずつ殺されてゆく。ミステリの女王の最高傑作が、ファン垂涎の仕掛けのついた豪華な函入り本として登場。
【目次】
内容説明
不朽の名作が特別な仕様により新たな読書体験に。その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識のない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が―。やがて無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく…。物語の結末が巻末の封筒に封入された、ミステリ・ファンに贈る特別な一冊。真相はご自身の手で開封してお確かめください。
著者等紹介
青木久惠[アオキヒサエ]
早稲田大学文学部英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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吉田あや
51
アガサ・クリスティーの代表作のひとつであるミステリーの金字塔が特装版で登場!著者ノートでも語られている「馬鹿ばかしいトリックは使わず、犯人が明らかになることもなく、十人が死ななければならない」その為に重要となる「エピローグ」が巻末の封筒に封印された形となって、愉しみを視覚でも膨らませてくれる。事件はデヴォン州の海岸沖にある孤島「兵隊島」に招待された10人が、屋敷に集まったところから始まる。2025/07/15
愛書家
8
何度となく再読している作品。 それほど、この作品が好きすぎるのです。 その特装版とは、しっかりとした箱に入っていること、そして、回答編が袋とじならぬ、○○とじになっていること。 読んでいて、特別な読書体験になったのは言うまでもなく。 肝心の内容の感想は、うまくできたミステリー、これなんですよ、読み継がれる理由が。 ある個所で違和感を持つと、途端に○○が犯人とさっぱりわかるようにできています。 だから、細部まで読み込んでおけば、自ずと答えが出る、そんな名作なんです。2025/07/03
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