ザ・ルーム・ネクスト・ドア

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ザ・ルーム・ネクスト・ドア

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152104106
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

学生時代の友人に再会した作家は、「最期の時間を一緒に過ごしてほしい」と頼まれる。友人は末期がんだった。そして、心の準備ができたら薬を飲んで死を選ぶという。思いがけぬ日々のなかで作家が見たものは――。全米図書賞受賞作家による感動作。映画化原作

内容説明

若い頃の友人に久しぶりに会った作家。重い病を患う友人の見舞いだった。友人は告げる。心の準備ができたら薬を飲んで死を選ぶ、と。そして、その時まで、隣にいてほしいと頼んだ。思いがけぬ日々のなかで作家が見たものは―。苦しい時を生きる人々を、深い共感とユーモアをもって描き出す、全米図書賞受賞作家による感動的長篇小説。

著者等紹介

ヌーネス,シーグリッド[ヌーネス,シーグリッド] [Nunez,Sigrid]
1951年、ニューヨーク生まれ。バーナード大学とコロンビア大学で学び、書評誌の編集アシスタントを経て、1995年に最初の長篇小説『神の息に吹かれる羽根』を発表。2018年に刊行した小説『友だち』で全米図書賞を受賞する。2020年、第8作目の小説となる本書を発表し、2024年にペドロ・アルモドバル監督により『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』として映画化される。著作は30以上の言語に翻訳されている。ニューヨーク在住

桑原洋子[クワハラヨウコ]
翻訳家。訳書『川が流れるように』シェリー・リード(早川書房)、『エドワードへの手紙』アン・ナポリターノ、『モダンラブ さまざまな愛のかたち』ダニエル・ジョーンズ編、『くさい!』クライヴ・ギフォード、『空の上には、何があるの?』シャーロット・ギランほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たま

70
『友だち』の著者シーグリッド・ヌーネスさんの小説で、『友だち』と同様、共感力豊かで好感のもてる語り手が重い病気の友人について語る。彼女を見舞ったあとで「病と向き合うこと。わたしはこれをうまくできたためしがない」と言う柔らかな率直さ。友人への関与を深めつつも死の孤独(「他者化された者。死を前にした人以上にそういう存在はいない」)を思うが、最後には一番親しい友ではなかった二人が共に過ごすうちに「あなたにこんな気持ちを抱くなんて」と言うに至る。『友だち』と同様友の死は記述されていない。とても味わいの深い作品。2025/03/12

がらくたどん

56
原題は「あなたはどんな思いをしているの?」だが一部の最後でそのフランス語の含意が示される。「あなたの苦しみはなんですか?」小さな部屋を借りて癌で余命宣告された旧友を見舞う一人の女性。生来の傾聴の人である彼女に対し行き会う者たちは自分の生の軌跡を語る。古い恋人・家主・猫までも!この取り留めない第一部の最後で物語はようやく軌道を定める。私を看取って欲しい。恐らく安楽死を準備している余命僅かな旧友の申し出は彼女をどこに連れて行くのだろう。「死者を悼む者に幸あれ」看取りが終わる恐怖に立ち竦む彼女に降る福音は温かい2025/03/25

ヘラジカ

46
我が魂の作品『友だち』の作者が生んだ姉妹作にしてもう一つの傑作。病に蝕まれた友人との最期の交流が核にあり、合間には老いや死、他者との関係性、血縁という呪い、果ては黙示的な世界観まで、広範な分野を文学や映画などの芸術を絡めてエッセイのように語っている。相変わらずともすれば衒学的とも評されそうなスタイルだが、深刻なテーマを温かなユーモアを込めて綴る筆致は、軽やかで妙に心地よい。何一つ明確な答えを見つけられるわけではないのに、厭世的な気分になるどころか不思議と前向きな気持ちが芽生えてくる。本当に大好きな小説だ。2025/01/23

アヴォカド

16
アルモドバルの映画になってるそうで、原作物だけど大丈夫かな?と思ったのだけれど、杞憂であった。妙に迫ってくる。考させられ、余韻が残る。そうだ、この人『友だち』の人なのね。あれも生と死や人間関係がちょっと不思議な感じだったなと思い出した。2025/03/03

ori

14
死を目の前にして人は格好悪くなって全然いい。彼女の友人も、2人で暮らすうちに計画外の感情や考えが日々生まれただろうし、それだからこそ人間じゃないかって思う。漠然とした概念の死ではなく、近しい人の死を経験したり自分がそこに近くなることで初めて気づくことや思いもしなかった感情に捉われる。でも病により余命がはっきりと限られた時に生まれる様々な感情を身体の衰弱と共に消化していくには体力がいりそうで読んでいて辛いことも。2025/04/06

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