羊式型人間模擬機―The Android Slaughters Human Sheep

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羊式型人間模擬機―The Android Slaughters Human Sheep

  • 犬怪 寅日子【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 早川書房(2025/01発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 176p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152103949
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

男性が死の間際に「御羊」に変身する一族に仕える「わたくし」はその肉を捌き血族に食べさせることを生業とするアンドロイド。ついに大旦那が御羊になったある日、「わたくし」は儀式の準備を進めるが、一族の者たちは「御羊」に対して複雑な思いを抱いていた

内容説明

男性が死の間際に「御羊」に変身する一族に仕える「わたくし」は、その肉を捌き血族に食べさせることを生業としている。ついに当代の大旦那様が御羊になった日、「わたくし」は儀式の準備を進めるが、一族の者たちは「御羊」に対して複雑な思いを抱いていた。かれらはなぜ、何代にもわたり血族の肉を食みつづけるのか。人間は/機械は、何のために存在するのか―第12回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞した異色の幻想SF。

著者等紹介

犬怪寅日子[イヌカイトラヒコ]
神奈川県小田原市出身。コミック『ガールズ・アット・ジ・エッジ』原作担当。本作で第12回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

77
ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作。とにかく異色、奇妙キテレツな物語。だけどどこか味があって引き込まれる「今朝、大旦那様が御羊になられた」から始まるストーリー。その一族は男性が死の間際に羊へと変身する。そして一族の皆はそれを祝いその肉を食す。その血肉を捌き、一族に食べさせる役割を担うのが主人公の「わたし」いつまでも少女の外見を持つアンドロイド。とにかく風変わりな一族の人々と羊に対する様々な想い。そして「わたし」は自問自答する、アンドロイドの在り方とは…。こんなシュールで変な小説を読んだのは久しぶりだった。2025/03/20

藤月はな(灯れ松明の火)

52
血を引き継ぐ男子は死の間際に羊と化す一族。そして一族が代替わりする時はその羊の肉を一族間で供すという伝統も続いていた。語り手であり、機械人間のユーの呼び方が異なるのは、その音が様々な意味(YOU、夕、U、有、友)を含む暗示だろうか。離れがたい存在であった前当主、桜李と屋敷の「外」の自由を知る父から生まれた異端児、陸矢の行く末はホモソーシャルから立脚される世襲制から、密花と里木の友情は母性によって一族に縛られる命運から逃れられなかった。箱庭を維持するのは個々の心ではなく、役割に縛られることなのかもしれない。2025/03/04

えも

38
一人称「わたくし」はアンドロイドで、死ぬ間際の男性が「御羊」になり、皆でその肉を食べる風習のある一族にずっと仕えている。今回も「御羊」の肉を捌く「わたくし」は、一族の過去に想いを馳せ、自分と人間との違いにを思索をする▼異色、異端、異世界という表現がふさわしい幻想文学。端正な言葉遣い、一族それぞれのわだかまり、日本でありながらどこか中世ヨーロッパのような佇まい。個人的には好きな世界です▼ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作。でもイチオシの神林長平以外はビミョーな評価だったようで、それもなんとなくわかる。2025/03/23

rosetta

29
★★✭☆☆12回早川SFコンテスト大賞。非常に癖のある文章で読者の読みやすさはまるっきり無視。むしろこの話は読むよりも聴くほうが相応しいかもしれない。「U」「ユウ」「ユー」などの読み分けは大変だろうが。SFとはまるで思えない。幻想小説。羊をこんな捌き方したら肉が臭くて食えないだろう。主人公は羊を捌くのが仕事と言いながら、屋敷中のあらゆる仕事をこなし旅にまで同行するとは、他に召使いはいないのか?何かを言いたいのだろうとは理解できるが、なにを言いたいのかは全く不明。多分二作目が出ても読まない2025/04/09

くさてる

28
これはもうしょうがない。こういう作品を心から欲するタイプの読書好きがいて、私は間違いなくそのひとりでした。最初の1行からそうだった。そしてそういう作品の常として、必要としない人間には何一つ響かないのも分かるのです。いやでも、これですよ、これ。文章によってこの世のもので無さが立ち上がり、あり得ない世界が幻視され、分からないことだらけなのに魅了されてしまう、理屈でないこの力。著者によるこれからの作品が楽しみです。2025/03/04

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